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July 4thに浮かれた街に野良花火をあげて

7月4日はアメリカの独立記念日ということで、街にはいたるところに星条旗がはためいており、店も休みだったり早めに閉店するところが多い。

今日だけは公園での火を使ったBBQも黙認されているようで、セントラルパークではどこかしこで肉を焼いて煙が上がっていた。陽気な具合を見るに酔っぱらっている人も多く、屋外での飲酒も黙認されているのだろうことは察せられた。

ニューヨークの独立記念日といえばメイシーズの花火。自宅マンションのルーフトップからもかろうじで花火を拝むことができ、家族揃って興奮しきりだった。

日が暮れて始めたころになると街中で住民が独自の花火を打ち上げて、各々が独立記念日を祝い始める。どうやら、この花火も厳密には許されていないものの、公園でのBBQと同じく、この日だけは警察も黙認しているようだ。

外国人として一時的にニューヨークに住まわしてもらっている外野の私からすると、単なる祝日に何をこんな盛り上がれるのが不思議でならないところなのだが、米国民は独立記念日を単なる国家の独立としてではなく、もっと拡大解釈して自立や自由の象徴として捉えているのだろう、と勝手に解釈して納得してみた。

日が変わった深夜になっても近所の野良花火はまだ続いている。

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