自転車はエコな趣味なのだろうか?
しまなみ海道のイベントに参加しようと前日に4時間かけて尾道までやってきた。
自転車はエコな趣味か?
エコという言葉には2つの側面がある。1つにはSDGS的な視点を持ったエコロジー的な視点。もう一つは自分の経済的な意味で財布に優しいのか?といったことだ。
自転車は自動車のように排気ガスを排出せずに走行できる。構造も簡単だ。つまり製造するにも簡単なのだ。だから、とてもエコロジーな乗り物と言える。
もう一方の家計に優しいのか?お金がかからないのか?ということから考えると微妙だ。
というのは、安い自転車はあるが、値段の高い自転車もあるということだ。通学用の自転車であっても1万円前後から買えるものから、石の橋ブランドの〇〇ベルトとかではひと桁違う値段がする。
プロの自転車競技といえば、競輪とかツールドフランスなどロードレースが思い浮かぶ。競輪で使われている自転車はオーダーメードで3桁万円と聞く。ロードレースで使われている自転車はほぼ同等なものが市販されている。円安の影響もあってやはり数百万円だ。
本気になれば買えるかもしれない。車と同じでローンで買うということになる。
まぁ、そこまで話を飛躍させても仕方ない。
とりあえず思い切って十数万円の自転車を買ったとする。そこから始まるストーリーなのだ。
ちょっと良い自転車を買って、なんとかサイクリングツールに出てみる。はじめは近くのツールド◯◯に出てみる。100kmを走行して気分は最高!
それから活動領域を広げて、隣町のツール、隣県のツールに出場する。知り合いも増えて、近所の知らないところを走ってみる。そのうちどんどん範囲が広がる。
すると、お隣のお隣の県まで遠征することになる。数百キロメートル先だ。500km先だと考えてみよう。ガソリンの値段が上がっている。1リットル170円くらいか?1リットルで10km走るとして、500km走るガソリン代は、8500円にもなる。それに加えて高速でも使えば片道5000円近くになる。片道13500円、往復で27000円にもなる。それに参加費が13000円とかいうこともある。すると1回イベントに参加すると40,000円にもなるのだ。
これがエコな趣味なのだろうか?
イベントでは知り合いがいれば、話をすることもあるだろう。知らない人との出会いもあるだろう。
とはいえ、自転車イベントは、ただただ自転車で走るのだ。走って、季節や風景を楽しむことになる。ただ、それは体力と気力がイベントに追いついている場合だ。取り残されないようについていくためにペダルを回す。ペダルを回すためにイベントに参加している?という気分になることもある。
それなら参加しなけりゃいいんだよ、ということだ。
それでもイベントにエントリーして走りに行く。自転車に乗るのが楽しいからだ。そう、楽しむために参加するのだ。
SDGS的にはエコだろう。経済的にエコであろうと無かろうと、楽しいから自転車に乗り続ける。それで良いのだ。
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