見出し画像

久しぶりの読書

久しぶりに本を読んだ。入試が終わり、卒業式も終わり、ようやくゆっくりする時間が出来たからだ。やはり読書をすると心が落ち着く。今日読んだのは百田尚樹の「夏の騎士」である。ということで、今日はその感想をしていく。

百田尚樹

百田尚樹といえば、「永遠のゼロ」が一番有名だろう。僕もかなり昔に読んだ覚えがある。確か第二次世界大戦についての話だったと思う。日本の活躍を讃えるような内容が多く、「偏った思想を持っている人なのだな」と少し嫌悪した気がする。
それ以来、百田尚樹の本を読むと彼の思想に呑まれてしまう気がしたため、ずっと読んでいなかった。
しかしこの前、久しぶりに彼の作品の名を聞いたのだ。それが「夏の騎士」という作品だ。
少年たちの友情を味わえる本だと言う。僕が持っていた彼に対するイメージとはかなり異なっていた。ただ、これも何かの運命だと思い、思いきって読んでみた。

あらすじ

主人公は勉強も運動もできない小学生。彼には友達が二人いるのだが、どちらともさえない小学生である。彼らはある日、騎士団を作る。彼らが守る姫は、クラスのマドンナである。騎士団は事件を調査をしたり、模試に挑戦したりして騎士としての責務をこなしていく。その中で、同級生に対する思いや自分自身の捉え方が変化していった。そんな成長を描いた話だ。

泣いた

物語の中で描かれていたのは「主人公たちの成長」だ。
この話にはたくさんの悪人が登場する。しかしそれは、主人公たちが一方的に悪人だと決めつけていただけであった。
前半の内は悪い人として描かれていた人も、後半になると、良い人として捉えられるようになる。そんな人間の二面性が印象的に書かれていた。
悪い人の良い部分に気付く。それこそが
人の成長である、と言いたかったのではないだろうか。
それに、主人公たちの行動も目を見張るものだった。
ただの落ちぶれた小学生が、事件を解決し、模試で成績を残していく。そこには明らかな成長があり、たくましさがあった。
僕は彼らからたくさんの希望を与えられた。

まとめ

非常に希望に満ちたお話だった。そういえば、「永遠のゼロ」を読んだときも、最後の方はぼろぼろ泣きながら文字をおっていたきがする。百田尚樹さんはそういう作品を書かれるかただったのか、と思う。僕も、百田尚樹さんへの印象を変えることになった。
たくさんの学びを得ることが出来て良かった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?