【旅ごはん・散歩ごはん】 早稲田メーヤウ(東京・高田馬場)

学生の街早稲田で永年人気を誇ったスパイスカレーの店「メーヤウ」が数年前に惜しまれつつ閉店したというのは知っていた。ロケーション的に高田馬場に足を向ける事は殆どないので行かず仕舞いであったが、この味を愛する常連の方により新たに「早稲田メーヤウ」として復活していたというのを耳にして以来気になっていたが、ようやく割とその近くに用事が出来たので、頑張って(笑)行ってみた。地下鉄を南北線、東西線と乗り継いで高田馬場に降り立つとさすがに学生が多い印象を受ける。地上に出て徒歩5,6分で目指す早稲田メーヤウに到着。

間口の狭い、カウンター席のみの店、うまそうな感じがぷんぷんと

この店のシステムは、まず店頭の端末で注文と支払いを済ませてから席に着くことになる。支払いはクレジットカードや電子マネー等で現金での支払いはできない。店主おひとりで切り盛りされているようなので、現金を手にしないのは衛生上も良いということだろうか。

で、何を食べるかであるが、メニューには激辛チキンカレー、チキンカレー、ポークカレー、グリーンカレーがあるようだ。ネットの情報によると、こちらのカレーはとにかく辛いという事なので、まずは様子見で比較的普通そうなポークカレーを選択する。ちなみに、こちらのカレーはタイ風のカレーをベースにしているらしい。メーヤウというのもタイの地名に由来しているのだとか。

カウンター席に腰掛け、数分待つとポークカレーが出来て来るが、カレーソースの色が明らかに赤い(笑)。タイ風という事だがタイのレッドカレーの鮮やかな赤さとはひと味違う、唐辛子が沈殿したような赤だ。そしてその中に豚肉とジャガイモが入っている。カレーをライスに注ぎかけ早速ひと口。確かに辛い。スパイスががつんと口に広がる感じ。バランスでいうと辛さがコクよりも前面に出て来るストレートな味わいである。僕は辛いカレーを食べても汗をかかないタイプであるが、このカレーはひたいがじわっと汗ばむ感じだった。豚肉の食感も良く、ジャガイモは箸休め的にちょうど良い感じだ。辛いがリズム良く食べ進める。ラッシーが辛さを程よく中和し、美味しく戴けるという事なのでラッシーも注文する。僕は食事中水分(水とか味噌汁)とかはほぼ摂らず、最初に口を潤し、最後にさっぱりさせるように飲むのだが、今回は時折ラッシーを挟む事で辛さが中和される事で確かに食べやすいと感じた。

ポークカレー

スパイスにより軽く汗ばむ、夏に食べてすかっとするのにぴったりのカレー。食後は腹ごなしも兼ね、初夏の陽気の下新宿までぶらぶら歩くことにした。午後の打ち合わせも絶好調で臨めそうだ。

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