シングルマザーの恋愛事情①
離婚して丸6年が経過。
今に至るまでずっと1人で過ごしていたわけではない。
結論から伝えてしまうと、
現在交際して約2年になるパートナーがいる。
歳は10歳差。
出会いはマッチングアプリだ。
マッチングアプリにはかなり抵抗があった。
しかし当時の私は現状を打破したい気持ちが優っていて、
自分が動かなければと思っていた。
利用したのは完全に一択。
「マリッシュ」だった。
シングルマザーに対しての理解も多い人が多く、
何より再婚目的で利用している人も多いと評価されていたから。
その時は、私にぴったりだと思った。
利用期間は半月。
その間に出会ったのが今の彼だ。
こんな短期間で?!と思う人もいるだろう。
正直に…
マッチングアプリは私の性格に合わなかった。
・人見知り
・文章での感情表現が苦手
・警戒心強め
・子供がいるという後ろめたさ
上記の事と合わさって、
当時の私は元彼と別れたばかりで精神も抑鬱状態。
おまけに休職中。
更には実の母のがんの再発。
心の逃げ場所が欲しかった。
そんなきっかけで始めたものだから、
いざ「いいね!」とアプローチをもらえたとしても、
誰でも彼でもというわけにもいかなかった。
そんな中でも今のパートナーは、
写真も誠実そうで、収入証明も実行済み、住まいが近すぎず遠すぎずという条件で、
メッセージのやり取りをしてみようという気持ちになり「いいね!」返しをした。
しかしやっているうちに、
昭和の考えが強い私には「マッチングアプリをしていると周りに知られたくない」という気持ちが増え始め、
少しずつメッセージの頻度を落としていくようになった。
複数の人とやり取りができるだけの器用さもなく、
「いいね!」のアプローチにも少し恐怖心が芽生えだし私はなんの成果もあげず退会する事を決意した。
恐らくメッセージのやり取りをした人に告げる人も少ないのかもしれない。
しかし私はほんの数日でも時間を割いてもらった方々には退会の報告をしようと決め、
次々とメッセージを送っていった。
当時メッセージのやり取りをしていたのは3人。
1人目は年齢が変わらず遠方に住む不動産業の方。
メッセージのやり取りでは結構なグイグイ系であった。
退会の報告をすると…
「LINEに切り替えましょ!俺もやめたかったんで!」と言われた。
それまでのメッセージのやり取りからこの人とは連絡をとり続けたくないと思ったので、
丁重にお断りをした。
2人目は7つ上の近郊に住む防衛省勤めの方。
離婚歴があることは聞いていたが、メッセージのやり取りから俄かに色男感が出ていた。
正直信頼は置けないと思っていたから、退会の報告をしても返信はないだろうと確信はあった。
3人目は今のパートナーだ。
メッセージの中で私はこの人にだけ唯一現状を全て吐露していた。
その中でも多すぎず、少な過ぎずでメッセージを繰り返し、会話の中で尊敬心を抱き始めてもいた。
しかしまだどこか不明瞭さもあり、退会の報告をした時に彼はこう返信をくれたのだ。
「場が場だから警戒するのも不安に思うのも理解できる。ただ今の環境下で相談を聞いてくれる場は欲しいと思うから、少なかれど連絡を取れるようにしたい。こちらとしてもせっかく会えたと好感を持ち始めている手前、これっきりというのは寂しい」
弱りきっていた当時の私の心にはズキューンの返信だった。
交際への発展を強要されていないこと、
会いたいとも強いてこないこと。
非常に好印象だった。
メッセージの中で私は今のパートナーに感謝を伝え、
もう少しだけ場を変えてやり取りがしてみたいと伝えた。
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