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私の愛する父親の話

父親の42歳の誕生日プレゼントに私が産まれた
宇宙人の顔をした私が可愛い娘になるまで
それなりに親に愛されて育ちました
特に端から見て父親はそうだったらしく
真面目で変わり者で働き者で優しくて大人しいのかお喋りなのか
そんな父親が私は好き

この前愛知県芸の卒展に行ったら誰かの大好きな祖母の
遺品を並べた展示がしてあったので私もこの場を借りて
まあ父親生きているけど
父親の部屋にはガラクタ(本人には宝物)で溢れています
多分一番のお気に入りは能面
一番見える所に置いてあって下から見ると悲し気でこれ窓の外からも見える

CDとかレコードとか音楽が好きで部屋から時々パイプオルガンの音楽
私はそれがお気に入りでつい入って聞いてしまいます
でもロックが一番好きらしいです意外ですね葬式の曲にしろって言ってます

あと本とか好きで多分特にちびまる子ちゃん
というかさくらももこが好きでエッセイも漫画もほぼ全部揃っていて
「コジコジの漫画は持ってないけどね」
私も父の部屋で変な音楽聴きながら本を読むのが割と好きで
部屋にあるちびまる子ちゃんは全巻読みました
父の部屋には大きな本棚があって屋根裏にも沢山本があります

切手やらガチャガチャとか小物雑貨と何故か冷蔵庫の玩具を集めてて
気に入ると買って来ては見せびらかしてきます

相撲とか好きな事があると資料を自分でまとめ始めたり
30歳頃から毎日日記を書く字を書く習慣があるらしく
私も写真を現像して整理したりこうして文章を書いているのは
きっと父親譲りの習慣でしょうね

本意では無いと思うけどとても働き者な良い父親
母親がぐうたらな分テキパキ動く人です
朝早くから仕事に行き一家のお金を稼ぐ上に自分はそんなに浪費をせず
家事も洗濯して干して畳んで雨戸を開け閉めお風呂を掃除
ゴミ出し草むしり大掃除も本当に色々やります
頼み事をしても文句言わずやってくれちゃいます
頼まなくてもやってくれたりします

今となっては可愛いお爺チャンだけど昔はおデブでした
母と出会った母の地元である妻籠宿を歩くと沢山知り合いが居て
「細くなったわね」「素敵な白髪ね」と言われています
だからお腹の容量が大きくて私の食べ残しもペロリ
従兄弟と父がこんなだから世の男はそうだと思ったら違うようですね
食べ物は結構何でもソースを掛けている気がします
舌が未だに関西人(兵庫生まれ)で揚げ物はソースとケチャップらしい

頑固でケチくて何言ってるか分からない時もありますが
けどそれも私似ちゃったから何も言えないんですけど
ただこれからも可愛がられながら元気に仲良く過ごしたいですね

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