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グッドデザイン賞受賞までの流れ

こんにちは、IVRyデザイナーの @umichan_g(俗称:うみちゃん)です。
前回の記事で紹介した通り、IVRyはグッドデザイン賞を受賞しました。今回は受賞までの流れをお話したいと思います。

受賞して何を考えたかについては前回の記事をご一読ください。

受賞までの流れ

受賞までのざっくりした流れを紹介します。

1. グッドデザイン賞応募してみない?と打診
 1-1. いくらかかるか調べてから打診
 1-2. するべきことを調べてまとめる
2. 過去例をリサーチ
3. 一次審査資料の記載
4. 二次審査資料の作成
 4-1. 叩きデザインを作成
 4-2. レビュー
 4-3. デザイン入稿
5. 搬入・搬出

4月1日が応募開始日なので、だいたい1ヶ月前の3月ごろから準備を始め、8月の2次審査までの5ヶ月ほどが準備・実作業期間になりました。

1. 応募の打診

打診する前に事前にいくらぐらいの金額がかかるかリサーチし、予算を伝えて「これくらいかかるけどどう?」と話をしました。

理由としては、お金は大事だから。

いくらかかってどんな効果があるのか、費用対効果をざっくり考えてから打診すると判断を仰ぎやすいです。
実際にかかった金額は以下になります。事前のリサーチより少なく抑えることができました。

一次審査代:11,000円
二次審査代:78,300円(展示費用含む)
二次審査搬入代:45,200円
二次審査用成果物制作代:6,700円
合計:141,200円

2. 過去例をリサーチ

受賞の傾向と訴求の仕方をリサーチするために過去の受賞例をざざっとあらいました。
UIを作成する際にも参考になるものがないかとリサーチするのと一緒です。

リサーチから昨年、一昨年はコロナ禍という状勢がわりと色濃く出ているようでした。
IVRyもコロナ文脈で語れないことはないですが、今年もその傾向頼りでは難しいのでは?と推測しコロナ文脈で語るのは辞めました。

3. 一次審査資料の準備

一次審査はテキストのみの審査です。

2でリサーチした結果や過去のインタビュー記事などから審査資料の叩きを作成し、それを元に社長に書いてもらいました。
英訳する必要もあるため、社内でシェアして文章がおかしくないかと英訳をしてもらいました。

資料には文字数制限があります。
アピールポイントは特に問題ないのですが、関わった人の名前を入れ切ることができませんでした。
このパターンは別のグッドデザイン賞でも経験しましたが、その時と同じように泣く泣く記入する人数を減らしました。
(ここはそろそろ改善してくれてもいいんじゃないかな…)

4. 二次審査の準備

一次審査を通過すると、二次審査の申し込みフォームが開通し、申し込みが可能になります。
二次審査はリアルなモノを見て審査してもらいます。(建築などはプレゼン資料で審査されます。)

そのためプレゼン用のパネルと実機を持ち込むことにしました。
プレゼン用パネルは、一次審査で記入したものをより視覚的に分かりやすく伝わるようにしました。
実機は展示会でやっているように、動画で利用イメージを伝えるもの・実際に触れるようにしたものの2台を用意しました。

5. 搬入・搬出

二次審査の会場は2年前から名古屋で行われています。
そのため東京→名古屋への新幹線での移動が必要になります。
この時プレゼン用パネルを東京で印刷し受け取って持っていくのは、けっこうツラいなと思っていました。なので、名古屋のキンコーズに印刷を依頼し、東京→名古屋と移動してからパネルを受け取り搬入することにしました。
これは過去の名古屋で審査を経験した知人からの知恵です。

この通り、わりと完璧な搬入プランを考えていたのですが…搬入担当のデザイナー(わたし)がコロナにより自宅謹慎…搬入搬出にいけなくなりました。
ですが、元からインターンの藤田くんに手伝ってもらうことにしていたため藤田くん1人で搬入搬出してもらいことなきを得ました。
やっぱりこういうバッファも大事だと痛感しました。

受賞したことによる効果

ザッと受賞までの流れを説明しました。
過去の経験からわりとスムーズに行きましたが、受賞が分かるまでは本当に不安でした。

受賞がわかり、みんなに受賞をシェアした時は安堵と疲れがどっときました。
みんなに受賞をシェアした反応と受賞した効果を考えるとなんてことないんですけどね!

1. 社内のモチベーションアップ

もともと期待していた効果でしたが、みんな喜んでくれました!
こういう声を聞くとやってよかったな〜って思います。

受賞報告時の喜びの声

2. クライントからの信頼アップ

まだ効果はすごく実感していません。
ですが、第三者に認められた実績は営業でも有利なものになると思います。

IVRyはパートナープログラムとして、社外の人にIVRyを紹介してもらうシステムがあります。
その際にグッドデザイン賞とりましたよ!と言えるのは少しの背中を押す言葉になるのかな?と考えています。

3. 露出キッカケができる

IVRyではnoteの発信を頑張っています。
ほぼ毎日誰かしらが発信しているため、みんなネタ拾いに必死です。笑
そのネタの一つになったことやPR TIMESで受賞の発信ができたこともあり露出のキッカケ作りとして十分な効果を発揮できました。

まとめ

グッドデザイン賞の応募までの流れは掴めたでしょうか?
受賞はひとつの結果に過ぎませんが、自分たちがやっていることを改めて見つめ直すキッカケになっただけでも応募してよかったなと思います。

デザイナーのわたしが先導してグッドデザイン賞の準備を進めてきましたが、これはみんなでとった賞だと思います。
わたし1人ではここまで成し得なかったし、これからも成長することはできないなと思います。

そのために!デザイナーさん募集します!!!そこのあなたですよ!お話しましょう!

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