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IMJものがたり11 ムードメーカーは誰だ?

 前号で「ウェットで、結びつきの強い家族的な会社を目指す」と書いたが、元々の社風に私自身が馴染むまでに、それなりの苦労もあった(笑)。

 まずは社員みんなの顔と名前を覚えなければならない。それにとっつきにくい社長だと思われたくないので、自らフランクにアプローチしようと心がけていた。
 社長室のドアはいつでも開けておくので、何でも相談に来ていいよと宣言。毎週1回は数名の社員をランダムに誘って一緒にランチを食べた。
2000年当時、IMJが入居していた恵比寿ガーデンプレイスはそれなりのステイタスのあるオフィスビルだったので、スーツ姿のビジネスマンがほとんど。フリースやジーンズ、スリッパを履いているのはIMJの社員くらいだったので、エレベーター内でもIMJの社員らしき人には「おはよう」と声をかけた。時々、全く関係ない人にまで声をかけてしまって胡散臭く見られたり、新手のナンパのように思われたこともある(笑)。

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