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2021 兵庫県知事選

「知事選は誰を応援するのですか?」という質問をよくいただくようになったので、
私なりの考えをまとめてみました。

選挙は、県民個々に実現してほしい政策や個人的な考えがあるので、
あくまで私個人の判断基準と支援理由だと思っていただければ幸いです。

また、考えを整理するにあたり、兵庫県の置かれている状況、周辺地域との相対的位置については、前県会議員として私自身が考える課題や方向性と近いかどうか、
また、コロナ禍、アフターコロナなど危機時にふさわしいトップとかどうかという
状況要因も加味しました。

4人の候補のうち、金田候補を除いて3人とは直接面識もあり、
お話ししたこともあるので、HPにアップされている政策と
2度のネット討論会だけでなく、人物もある程度理解した上での考えです。

まず、金澤候補。
人柄も良く、安定感もあり、兵庫県に腰を据えて取り組んでいただいているのは
とても高評価です。
心情的には応援したい気持ちもありますが、政策が総花的なのが惜しいです。
おそらく兵庫県が平時で巡航しているならば金澤候補が良いように思います。
が、世界的危機の真っ只中、しかも大阪や京都に比べて、
停滞感が増している兵庫県は、思い切った施策を打たなければいけないところが
多々あります。井戸知事の実質後継指名を受けているだけに、
井戸県政で手掛けたことを否定しづらいのも
改革の足を引っ張る要素になると思われます。

次に、斎藤候補。
能力が高いのはもちろんですが、私が一番買っているのは総務省の先輩と闘う勇気を持ったところです。知事選挑戦は総務省の先輩からかなり反対されたと思いますが、
それを押し切るのはなかなか出来ません。
要するに、やると決めたらやり切る覚悟と信念を感じます。
政策については情報不足な部分もありますが、自分の足で地域を回り、キャッチアップしていくスピードも感もあり、各論に踏みこんだ具体的な政策だと思います。
あと、危機時は24時間365日、県民のために働いてもらう体力も必要不可欠です。
この点、斎藤候補の若さは他候補にない強みでしょう。
もうひとつは、大阪との連携です。
「兵庫が維新になる」とネガキャンをする方もいますが、今の兵庫県は大阪と連携していかないと未来はありません。そういう意味では大阪と連携できる素地があるのは
大きな武器です。仮に維新が口を出してきても、県議会の最大会派は自民党なので、自民党が反対すれば維新の政策は可決されません(大阪は維新が最大会派です)。
地方議会は二元代表制なので、ネガキャンされているような危惧は無いと私は思います。
国政と地方行政の仕組みが違う点を理解していればわかることかと思います。


次に中川候補。
民間出身、市長経験あり、しがらみも無し。昔からよく知っていますが人柄も良いです。
ただ、今回残念なのは「4年前に知事選・市長選に立候補してから、この4年間何をしていたのですか?」という点です。
政策はどこの地域でも出せる骨組みが多く、兵庫県の課題分析や地域事情を加味した具体的な政策が見えてきません。1度目の選挙なら「組織がない」のは売りになりますが、4年経っても「組織がない」のは準備不足か、力を入れて頑張らなかったかのどちらかです。
今回は本気度が見えなかったので、私は推せません。

最後は金田候補。
共産党候補らしく、医療福祉に力点をおいた政策で、「実現できれば良い」と思う部分もありますが、やりたいことを詰め込み過ぎて財源など実現性に疑問符がつきます。
また、市町村のような基礎自治体は市民の暮らしに寄り添った施策が多いのと比べて、
都道府県のような広域行政は産業政策や公共インフラなど様々な分野も重要になってきますが、バランスの悪い政策のように思います。
また、日米地位協定や自衛官募集、憲法問題など、主に国政で考えるべき点を県知事選の公約に掲げているのは違和感を感じます。


以上の考えから、
今回の県知事選では、斎藤候補を応援したいと思います。
(直近で5人目の候補が現れたようですが、情報不足で今回はパスします)。
斎藤候補の決断力、行動力、体力、傾聴力、そして大阪との連携力など
その「伸びしろ」に兵庫の未来を期待したいと私は思います。


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