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ビットコインと指標の関係

こんにちは、資本主義の船員です。

先日、職場の後輩と投資の話をしていた時に、仮想通貨にも投資を行っていることを話題にしたところ

「仮想通貨に投資するとかありえません!ただのデータが価値を持つとか情弱過ぎません?(笑)時代はハイテク株一択ですよ!(笑)」

とか煽られてしまいました…。

ちなみにハイテク株などのハイグロース株は株価調整を受けて軒並み大きく下落しています。彼はたぶん死にました😀

おそらく仮想通貨について同様の疑念を持つ人は多いと思います。しかし、私は価格が大きく下げることはあれど無価値になるようなことは無いと考えています。

仮想通貨はボラティリティが大きくリスク資産であることは事実です…。しかし、インフレは確実に進行し、紙幣の価値は下がり貯金額の価値が目減りしていくことは明白です。そのような状況の中で、すべて現金資産で保管する方がよっぽど情弱だと私は考えています。

なのでビットコインとは言わないけど投資した方がいいと思うよ。

今日はビットコインとドル指数に関係性が見えるよねって話をしたいと思います。

あくまで素人意見ですので参考までに

市場の状況

コロナショックにより、世界中の経済は悪化しました。GDPの減少や貿易により利益減少、雇用統計の悪化と失業者の増加、原油価格ゼロなど過去に類を見ない状況が生まれました。

株価も同様に、サーキトブレイカーが連発、一時最安値当時株式投資をしていた人は死ぬような気持ちだったのではないでしょうか。

しかし、このような状況では世界経済が死んでしまう。国民が貧困に喘いでしまうということで各国は金融緩和を行いました。

日本は、日銀のETF購入や米国のFRBによる無尽蔵の金融緩和とゼロ金利政策を実行したことで、株価は劇的までに回復し日経平均はバブル期以降最高値を記録。ダウは史上最高額をつけました。

なぜこのようなことになったかと言うと、ETF購入も金融緩和も実質的に紙幣を大量に刷り市場へ投入している事と同義だからです。

金利がゼロの状況で市場に金が大量に流れ込むとどうなるでしょうか?金融商品に変えたくて大量の株式が購入されたりします。

貯金をする方が安全かと思う方もいるかもしれませんが、FRBは2%の物価上昇(インフレ)を目標にしていると言っています。すなわち、ドルなどの紙幣の価値が長期的にみると目減りしていくことが確実なわけです。

大げさに言うと今日は100万円で買えるものが、10年後には1000万円じゃないと購入できなといったことが起こり、額面では100万円と言う数字は変わらなくても実質価値は10分の1までに目減りしてしまいます。

その点、株式投資はインフレに強いと言われています。その時の価値を吸収していくので長期で株式を見てみると平均して年間数%程度の成長を続けています。

しかも、アメリカでは国民一人当たりに給付金と言う形で何度かお金を配ったことでコロナで特に職に困っていなかった市民まで株式への投資を始めました。

その結果、空前のバブル相場が生まれてしまったのです。

またそれでも市場のお金は余っています。投資家たちは次なる金融商品を見つけました。それがビットコイン(以下BTCと略す)を代表する仮想通貨です。

ドル指数

お金の価値が下がっていると書きましたがどのような点からそれが言えるのか、皆さんはドル指数と言う数値をご存じでしょうか?

ドル指数とは簡単に言うと、その時々でドルの価値がどのくらい上下しているのかを表したグラフになります。

ドル指数 5年チャート

これはドル指数の5年チャートになります。緑と赤の境界線は平均から上昇しているか下降しているかを表しています。

グラフからもわかるようにコロナショックで金融緩和策をとった以降ドルの価値は下がってきています。

実は、このドル指数BTC価格と逆相関性があるのです。

以下BTCの価格チャートです。

BTC価格 5年チャート

二つのグラフを比較してみてください。今回のドル指数低下にに伴いBTC価格が上昇しています。また前回のBTCバブル時も同様にドル指数が減少している時期と一致します。上昇幅に違いはあれど逆相関を描いていると言っても良いと思います。

すなわち、現金を保有するよりもBTCに投資した方が資産価値を高めることができたというわけです。

金もある程度の逆相関性があります。長期トレンド的に上昇相場が続いていたのでBTCほどの差を確認できませんが。

金価格 5年チャート

以上よりドルの価値が目減りしている市場では、お金の価値の保存の観点から見てBTCや金、株へなどに投資しておいた方が良いのです。

結論

ドル指数は下がっている現在、仮想通貨の投資はありだと思います。

追加の経済対策が米国で施行される予定ですので金融商品の上昇相場はまだ続きそうです。

しかし、世界状況次第ではいつ暴落が起きてもおかしくないと思いますので投資は自己責任でお願いします。

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