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バレエ感想④英国ロイヤルバレエ団「ダイヤモンドセレブレーション」inシネマ

英国ロイヤル・バレエ団のシネマ、やっと行けました!演目はダイヤモンドセレブレーション!ロイヤルバレエの友の会の60周年を祝うガラを収録したものです。レッスンの様子はこちらでも公開されています。

ざっくりした感想はこちら。
「マノン」高田茜さんがとてもいい!妖艶な感じから、恋する少女の顔になっている!
バレエボーイズのルーカスがすっかり大人になっててビックリ!
For Fourは振付家のウィールドンが「オリジナルに似たダンサーを集めた」と言っていたので、誰が誰のパートか想像してみました! 国籍や雰囲気でムンタギロフ→ツィスカリーゼ、ボール→スティーフェル、サンべ→コレーラ、ヘイ→ボッレ、と予想しましたが、大外れでした😂 正解はこちらからどうぞ。

さて、第2幕ですが、最初のヒップホップ風のSEE US!!については、最近のコンテンポラリーという感じ。バレエダンサーはこういうバレエじゃないのを踊るのも楽しいのかも。
オサリヴァンとブレイスウェルの新作もキレイ。コンテ風味の新作って感じで、とにかく美男美女の2人が舞えば何でも綺麗に見えるんだなぁと実感。
オシポワとマックレーの新作は、音楽もいいし、振り付けも素敵なんだけど、寝ててよく覚えてない。

ヴァレンティノ・ズケッティ振付の「プリマ」はセルビア人デザイナー、ロクサンダの衣装が可愛すぎる。カーテンコールの最後に本人が出てきましたが、美女すぎてモデルみたいでした。ズケッティは振り付ける時に、4人のプリンシパルに平等にパートを用意することを心がけたみたいで、それぞれの美しさが光る作品でした。

最近は新作というとコンテンポラリーっぽいビートみたいな音楽で舞うものだったり、ヒップホップっぽいリズムで舞うものが多く、いずれにせよ衣装は何だか暗いものが多い気がします。ですが、ロクサンダの衣装は本当にカラフルで、それぞれのダンサーの美しさが引き出されており、凄く可愛かったです。せっかく見るんなら色や形が綺麗なものを見たいよなぁ。

最後のダイヤモンドですが、マリアネラ・ヌニェスは、相当ロパートキナやスミルノワの踊り方を研究したのでは?と感じました。いや、超似てる。以前ティアゴ・ソアレスと踊った動画を見た時は笑顔全開で、ダイヤモンドというよりもキトリっぽかったのですが、今回はクラシックバレエの堂々たる女王という感じでした。

そんな威風堂々たるマリアネラと比べ、パートナーのリース・クラーク、幕が閉じるまでポーズ決めろや!最後に気を緩めたの丸わかりやで!!!
ダイヤモンドのコールドには前田さえさん、佐々木まりこさん、佐々木すみなさん、そしてソリストにはルカ・アクリさんがいた!個人的にはカメラが同じ人ばかり写すのが気に食わない。色々な人を写せば良いのに、さまざまな人種を写して多様性アピールしたいのかと感じる。

ちなみに、TOHOシネマズのマイレージ会員の方は、このシネマもポイント付与対象です(無料券は確か使えないはず)。ロイヤルバレエシネマを全部見に行くならマイレージ会員になってもいいかも。

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