ひろみん

春夏秋冬それぞれに良さがある。

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最近の記事

夫婦は家族の始まり

親子や兄弟は、生まれた時からすでに家族だけど、夫婦は2人の意思がないと家族にはなれません。 今月で結婚して32年になります。 親兄弟より、ずっと長い時間を過ごしています。 我が家は自営業で、一緒に働いているので、本当に長い長い時間を一緒に過ごしてきました。 近すぎていろいろ見えてイヤになることもあるし、遠慮もなくなるから喧嘩もします。 育ってきた環境が違うから、なんだそれって思うこともある。 傷ついて、傷つけて、泣いたり、笑ったり。 若い頃は、ピッタリに思えたお

    • ぐすべりのジャム

      幼い頃暮らしていた家の横には、ぐすべりの茂みがありました。 ぐすべりの実がなると、収穫して母がジャムを作ってくれました。 それが、甘酸っぱくて美味しかったのです。 忘れられない味です。 その田舎の家を離れてから、母の手作りのジャムを食べることはありませんでした。 だからなのか、ぐすべりのジャムはしあわせな母の味として記憶に残っていました。 夏になると、「もう一度食べたいなぁー」と思いだしていた味です。 記憶の海に沈んでいた思い出は、何かの拍子に浮かび上がってきま

      • しあわせは森の中で待っていてくれた。

        実は、山育ちのわたしです。 家の前にも裏にも林が広がっていて、毎日駆け回っていました。 家の前に、ちょうどいい枝ぶりのおんこの木があって、木のぼりもよくしてました。 探検ごっこが大好きで、お気に入りの木を見回っていました。 そんなに広くはないけど、未就学児には途方もなく広く感じて、毎日が新発見に溢れていました。 幼い日を過ごしたのは、そんな場所でした。 地元の小学校に入学後まもなく、釧路市内へ引っ越してしまったので、あの林とも離れてしまいました。 でも、自然は大

        • さぁ、昔話をしてみよう*春採湖と科学館*

          昔、釧路の科学館は春採湖のそばにあった。 山で育ったわたしには、街を抜けていく科学館は別世界のよう。 まだ山に住んでいた頃、両親に連れて行ってもらった記憶がある。 調べてみたら科学館ができたのは、わたしが生まれた昭和38年だったので、小学生になる前に行っていたなら、まだできたてホヤホヤだった頃。 確かに新しくて、人がたくさんいたのを覚えている。 見るのもすべてが珍しくて不思議でいっぱい。 何をみても飽きずに、ずっと見ていられそうだった。 本当に楽しかった。 で

        夫婦は家族の始まり

          さぁ、昔話をしてみよう※桜の話*

          思い出は五感を刺激されるとあふれてくるもの。 わたしは桜の季節になると、幼い頃暮らした「桜田」という故郷を思い出す。 四季の存在もよくわからない幼い頃、雪が溶けて川向こう山がピンクに染まる。 家のそばの木にもピンクの花が咲き、ハラハラと花びらを降らせる中で笑いながらしたままごと。 心がふわふわとくすぐったいくらい浮き立った日々。 世の中のすべてが素晴らしく感じた幼い日々。 そんなものが、うぁーと押し寄せて胸がいっぱいになる。 桜はしあわせな時間を思い出させる。

          さぁ、昔話をしてみよう※桜の話*