見出し画像

夫婦で育休とってみて、どう?【1カ月目】

※前置きとして、夫婦で育休をとるのが絶対に正!というわけではなく、興味のある人がどんなものなのか知ったり、望む人が選択できる世の中にしていきたいな、というのが考えです。

息子が生まれて、1カ月たちました。
日々成長する息子についても色々感じていることはあるのですが、今回は夫婦での育休を1カ月やってみた感想を書いてみたいと思います。

シンプルに言うと、「なかったら無理だったかしれない」位とれてよかった、という気持ちと、改めて、「とりたい人が当たり前に選択肢にできるようにしていきたい」という気持ちいっぱいです。

ざっくりメリットをまとめると以下です。
①肉体的な負担感を大幅に軽減できる
②自分以外に頼れる存在が常にいる安心感
③互いにとって大切なものを大切にする時間を交代で持つことにより、育児に前向きにあたれる

①肉体的な負担感を大幅に軽減できる
現在夜型夫が深夜シフト(22-4時)朝型の私が早朝シフト(4-10)にてざっくり担当しており、まとまって寝られることにより、体はもちろんですがメンタルも正常に保ちやすくなっています。
特に、産褥期は座るだけでも苦痛なくらいだったのですが、ちゃんと休めたことにより回復は早かったと感じてます。
また、産前に「ホルモンの影響で理不尽にキレたりしたらごめん…本音じゃないからね…」等とずっと言ってたのですが、現状特にそのようなこともないです(多分)
②自分以外に頼れる存在が常にいる安心感
「もうあかん!」となったときにお互い頼ったり、一緒に頭を悩ませたりできることです。二人いるとはいえ、初めてのことで、何故泣いているのかわからない子に対峙していると不安やストレスがたまることもあります。
そんな時、「ごめん、少しリフレッシュしてきてもいいかな」と交代できたり、「こんなことあった、どうしよう」とすぐ相談できるのはとても大きいなと感じました。
私は元々物理的に家から出られないと、それだけでメンタルに負荷がかかるタイプでもあるので、限界がきたら夫に申告して外に出られるのは、大分助かってます。
③互いにとって大切なものを大切にする時間を交代で持つことにより、育児に前向きにあたれる
お互いに「これは大事にしたい!」と思っているものに時間を使えることです。元々趣味を通じて知り合ったこともあり、互いの趣味ややりたいことへの理解はあるほうでした。
その時間は持てた方がうまくやれるよね、ということで、夫はゲーム・楽器・筋トレ&ジョギング、私はシステムコーチングや仕事関連・楽器をするための時間をもてるようにし、その間はお互いが育児に専念する方式にしています。
「好きなこともやれたし、それ以外は息子に思いきり向き合おう!」とメリハリをもてているのもよいなと感じてます。

と、個人的にはメリットだらけなのですが、一方で、夫婦での育休が良い形で運用されるにはハード面ソフト面両方が不可欠というのも感じています。

■ハード面
ハード面は、シンプルですが、育児休暇を望んだらとれるということです。
今回、夫の上司の方は前職で「とりたいのにとれなかった」経験をされた方で、たまたま社内二人目の男性育休である夫の育休を気持ちよく推し進めてくれましたが、夫の育休の話をした時、複数の友人から「夫はとりたがっていたが、伝えてみたところ、会社の空気からとてもとれなかった」という話を聞きました。
4月から育児休業法が順次改正されることは、男性育休が進む大きな後押しになると思います。
初めは長くはとれないケースも多いかもしれませんが、仮にそうだとしても、一番体のきつい産褥期、かつ初期の段階で育児をやってもらって一通りできるようになるメリットは大きいし、「とるのは当たり前である」という流れになっていくメリットは計り知れないと感じます。
もちろん、夫婦でとることが正!というわけではなく、各家庭で色んな考え方があると思いますが、選択肢として選択したいときに選択できるというのがとても大事と思います。

■ソフト面
もう一つ大事なのが、「夫婦で関係性・役割をメンテし続ける」というソフト面です。
我が家は元から話していたこともり、病院から帰って初日にお世話のことはすべて伝え、夜からシフトをはじめましたが、それでも、シフト中にしているお世話の方針がそれぞれ違う、昼間に子が寝てる間に断りなく好きなことをはじめてしまい違和感が生じる、それぞれの性格もあって家事のバランスがいつのまにか偏る…等、この1カ月だけでも色んなことが起きました。
今は「朝対話」を取り入れていて、毎朝ざっくり以下を話しています。(ぎゃん泣き対応で割愛するトピックもありますが…)
①今日のコンディション(体調/心の状態)
②お互いのシフト中に起きたこと、やったこと気になったこと
③自分のための時間として、今日これだけはやる時間が欲しい!というもののシェアと具体的な時間調整
④家族が気持ちよく過ごせるために改善したいこと(息子への接し方等も含む)
⑤お互いに感謝している事(相手が気づいていないことで感謝してほしいアピールをしたいものもここでシェア)
ちなみに、対話取り入れ前は(主に私が育児への取り組み方や考えの違いでイライラして)日中険悪な空気が流れることもありました。

「とったはいいいけど、育児にコミットしてくれない(育児のための休みのはずなのに、片方が他の目的に使おうとしてトラブルになるケース等もちらほら見かけます)」「方針がまったく合わない」みたいなことが起きると、関係が悪化することも十分考えられると思います。
まずはハードで選択肢が増えること、そのうえでソフトのメンテも大事だな、と。

と、色々書きましたがまだ1カ月。これから職場への復帰や息子の発達とともに色々発生すると思うので、ほんと、これからです。
が、対話は続けていきたいです。


また成長してくると違った面が出てくると思うので、備忘録的にも、ちょこちょこ書けたらよいな、と思っております。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?