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CanvaがAffinity Designerを買収!どうなる?

March 26, 2024、Affinity DesignerがCanvaファミリーになるというニュースが流れました。Canvaにとって最大のライバルはAdobeのPhotoshopとIllustratorですが、ベクターイメージ編集に強いAffinity Designerを買収することで、Canvaで出来ることがさらに増えていくと予想されます。

Affinity Designerは、Serif Europeが販売するベクターイメージ編集ソフトウェア。macOS、Windows、iOSにて提供されている。

Affinity Designer

現時点の主な要点はこちらです。

CanvaがSerifを買収

Canvaは、Affinity Designer、Affinity Photo、Affinity Publisherを含むSerifを買収しました。このニュースは突然のもので、最初はエイプリルフールの冗談かと思われましたが、実際には真実でした。

共有ビジョン

Serifの創設者であるAshleyは、Canvaファミリーに加わることに興奮しており、両社は同じビジョン、目標、哲学を共有していると述べています。Affinityの製品は引き続き同じ小規模なチームによって開発され、アップデートも続けられる予定です。

製品とサービスの統合

Canvaはプロフェッショナルなデザインツールを提供しておらず、Affinityはクラウドやコラボレーション機能を持っていませんでした。この買収により、AffinityのファイルをCanvaに同期させたり、リモートでチームと協力したりする能力が向上することが期待されます。

価格モデルとアップデート

Affinityのアプリは、現在の価格モデルに変更はないとされていますが、将来的に変更される可能性が示唆されています。しかし、Canvaのリソースを活用することで、より多くのアップデートと改善が期待されています。

コミュニティの反応

Affinityのユーザーコミュニティからは、サブスクリプションモデルへの移行への懸念がありますが、多くのユーザーはAffinityのソフトウェアが提供するデザインの楽しさや能力に対して前向きな印象を持っています。


▶️Canva公式からのアナウンスはこちら
https://www.canva.com/newsroom/news/affinity/


まとめ

Adobeへどんどん迫る勢いですね。Adobeは使用料金がとにかく高く、ソフトの習得も時間がかかるので、今後、ますますユーザー離れが進むでしょう。

今のデザインの需要はSNSがメインでスピードとトレンドが求められるデザインです。

1ミリのずれも許されない緻密なデザインは、豊富な機能と高級なソフトを使って行う一部のデザイナーが、日々の投稿やサムネなど、安さとスピード重視には大衆向けデザイナーが請け負う二極化の流れが加速していくことが予想されます。

今まではデザインをするならAdobeソフト一択しか選択肢がありませんでしたが、これからは脱アドビからのCanvaの時代に突入です。

Photoshop、Illustratorユーザーは豊富すぎる機能と複雑は操作性を十分に使いこなせていません。「Adobe高い」とストレスを抱えているユーザーの声も多く聞きます。

FigmaがAdobeに買収された時は少し寂しい気持ちになりましたが、CanvaにAffinity Designerが買収されたと聞いた時は、ワクワクしました。

Canvaはグラフィックも資料も、動画も作れてしまう、まさにオールラウンドのデザインソフトです。しかもユーザーの需要に対するレスポンスがとにかく早いです。

今後、Canvaはどうなっていくか楽しみです。

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