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ココが便利!音声ガイド台本作成ソフト「ディスクラ」【後編】

みなさん、こんにちは。カンバスです。
今回は、前回に引き続き、カンバスが今年6月に販売を開始した新ソフト「ディスクラ」のご紹介をしたいと思います!

前回は「基本操作編」として、ディスクラの便利な機能や特徴をわかりやすくご紹介しました。
前回の記事は、こちらからご覧ください!

今回は、応用編として「AI音声」をテーマにお届けします!


AI音声編

音声合成ソフトと連携すると、ディスクラで作成した音声ガイドをAI音声で聞くことができます。現時点で連携可能な音声合成ソフトはAHS社の「VOICEPEAK 商用可能シリーズ」です。

便利なポイント① 音声合成ソフトと連携できる

ディスクラからエクスポートした台本データをVOICEPEAKに読み込ませると、AI音声のwavファイルを生成できます。
出来上がったwavファイルは元の映像とタイミングもぴったり!このwavファイルをディスクラに取り込むと、AI音声ガイド入りで映像を再生することができます。
以下は、ディスクラ上でAI音声を読み込んで再生したサンプル動画です。

便利なポイント② ディスクライバーの推敲作業をAI音声がサポート

一通り台本を書き上げた段階でディスクラにAI音声ガイドを入れて視聴してみると、不自然なポイントが分かりやすく、推敲がはかどります。

便利なポイント③ AI音声ガイド入りチェック会ができる

制作チームのチェック会や視覚障害者の方を交えた試聴会で、ディスクラにAI音声を取り込んで再生すると、AI音声ガイド入りで試聴することができるため、ディスクライバーがその場で台本を読み上げる必要がなくなります。
一堂に会してチェック会ができない時は、映像にAI音声を仮ミックスして関係者に送り、聞いてもらうこともできます。
※ディスクラには音声をミックスする機能はありません。ミックスは動画編集ソフトで行ってください。

便利なポイント④ AI音声ガイドで完パケもできる

制作段階でのチェック用としてAI音声を使うだけでなく、完パケ(完成版の映像のこと)にAI音声を使うこともできます。「制作日数がタイトでスタジオ収録している時間がない」「音声ガイドを付けたいけどちょっと費用が…」という方におススメです!
もちろん、完パケにAI音声を使うのはちょっと抵抗がある、という方もいると思います。ナレーターさんの声を使うかAI音声を使うかは、作品を制作するみなさん次第ですね。

AI音声ガイド入り動画サンプルは以下よりご覧ください。

番外編 〜意外な活用方法〜

ディスクラの機能は音声ガイド以外にも応用できます。ディスクライバーでない方もぜひ使ってみてくださいね!

ニュース映像などのボイスオーバー制作に!

ニュースやドキュメンタリー映像で、元の外国語の音量を少し小さくして、その上に日本語訳の音声を重ねて流しているのを見たことはありませんか?
このやり方を「ボイスオーバー」と言います。

ディスクラを使うと、ボイスオーバーのセリフをVOICEPEAKのAI音声で簡単に入れることができます。

このサンプル動画は、試しにドラマで作ってみました。ドラマだと、感情や抑揚のないAI音声のセリフにちょっと違和感があるかもしれません。声で役を演じるドラマやアニメの吹替は、AI音声にはまだちょっと難しいかも…。そこはやはり、ナレーターさんや声優さんの出番です。

ドラマやアニメに比べると、ニュース番組やドキュメンタリー映像などのボイスオーバーは、AI音声を使ってみてもいいかもしれません。ジャンルや作品によって、AI音声の活用方法が様々な形で広がりつつあります。

動画のナレーション入れに!

音声ガイドを入れるのと同じ要領で、動画にAI音声のナレーションを簡単に入れることができます。動画にタイミングを合わせてAI音声を入れたい時は、ぜひディスクラを使ってみてください!

ディスクラとVOICEPEAKで作成したナレーション入り動画はこちら

※ディスクラには、動画にAI音声をミックスする機能はありません。ミックスは動画編集ソフトで行ってください。

ディスクラに興味を持ってくださったみなさん!詳細はディスクラの製品案内ページをご覧ください。無料体験版も準備中です。

ディスクライバーのみなさんや音声ガイド制作チームのみなさんの作業効率アップに、ディスクラが少しでもお役に立てると嬉しいです!ディスクラの普及が、引いては音声ガイドの普及につながることを願っています。

今回のnoteはいかがでしたか?
次回もお楽しみに!

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