合理性の低い自然物と触れる体験価値
こんにちは!ヒラパーです!
今回は昨日「京丹後合宿」で行った流しそうめんでのお話し。
流しそうめんしよう!
今回の合宿では、流しそうめんをする事をMTGで決めました。
元々、中高生のみの京丹後合宿では思い出作りと共に何か経験になる事をしてもらおうと考えていて、今回は大学生の時に竹活をしていた「さりな」がいる事もあり流しそうめんをゼロから作ってやってみようとなりました。
自主性と積極性を生む「楽しい」
今回、竹工房を仕切ってくれたさりなを中心に、スポンサー様である提灯屋さんの小嶋庵さんより事前に竹を提供いただきました。(本当にありがとうございました!)👇
当日は、半分に割ってある竹の節を取って磨いて、足場を作り竹を繋いでいく作業を中高生みんなで行いました。
正直な感想として、想定をしていたよりもみんなとてもよく動く。
しかも取り憑かれたように(笑)、目をキラキラさせて初めて触る(であろう)竹に対して、これも初めて触る(であろう)カンナ(鉋)や木槌ややすりを使いながら試行錯誤している姿です。
そこには楽しいという感覚が根本にあったのではないかと感じます。
竹工房のさりなより色々とレクチャーをいただき、見守りながら作業を行っていくのですが、「つるつる隊」と称してやすりを行う部隊が突如出来たりして役割分担制になっていたりとても驚きと感動を覚えました。
合理性の低い自然物を相手にどう考えるか?
社会はどんどん合理化されていき、人が思考する機会はどんどん減っていくのではないかと感じる今日このごろですが、
確かに生成AIが発達する中で人が思考するよりもとんでもなく早い速度で思考してくれる代替機能が出てきました。
しかし、人が人たる「なにをしようか」という発想の起点と思考力は今後とても必要になってくると考えます。
自分がどう生きていこうか(行動していこうか)という目的思考力みたいなものでしょうか。
その上で、自然物を相手にした合理性の低いものとの相対はとても思考力を磨く良い機会ではないかと感じました。
竹工房を終えて
合宿を終えてみんなを送りだした後で、少しスタッフで話しをしていました。
その中でさりながこう話しをしてくれました。
よりリスクを排除した先にある人間性構築のあり方にとても危なさを感じました。
安全確保をしながらが前提ではありますが、予測不能で複雑な自然物に手で触れる事の体験価値は、創造的な思考が刺激され、普段とは異なる視点から物事を考えるきっかけが得られると思います。
そんなことを考えながら食べるそうめんはとても美味しかった。
「竹工房さりな」ありがとうございました!
ヒラパー