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今買うべき鬼コスパ超スペックの激軽ゲーミングマウス Pulsar Xlite レビュー
これをきっかけに遂にデバイス沼に嵌まってしまうかもしれない最新のゲーミングマウスを手に入れたのでレビューする。
0.前置き
最近のゲーミングマウスは軽量化の波が来ており、いかに軽量で取り回しが良いかを売り文句にするモデルが増えている。
ゲーミングマウスがだいたいどれぐらいの重さかと言うと
かつて一世を風靡したzowie ECシリーズやRazer Deathadderが100g前後(ケーブル除く)
一番メジャーなゲーミングワイヤレスモデルLogicool GPRO wireless が80g
そのGPROwirelessの軽量版であるLogicool GPRO X SUPERLIGHTが61g
この辺りを参考に私見だが
100~90g 重量級
89~80 中量級
79~70 軽量級
69~60 超軽量級
60~ 超超軽量級
みたいな印象だ。
ぶっちゃけ売られてる商品としては90gを切ってれば殆んど軽量として売り出されているので、売り文句はあまり参考にならない。
なので買うときは実際の重量に着目しよう。
最近のトレンドとしては軽ければ軽いほど良い派とそこそこで良い派がやるゲームやスタイルで別れており、FPS向けとしてヒットしているストイックなマウスは70g前後にまとまっているようだ。
一方軽いほど良い派ではGPROX SUPERLIGHTが無線では驚異の61gだったり有線では穴が空いたハニカム構造の軽量化されたマウスが様々出たりなど凌ぎを削っている。
最軽量クラス代表はFinalmouse ultralight2の47gだろう。(一応手に当たらない部分を全て削ぎ落として更に軽いマウスも存在するがキワモノなので今回は無いものとして扱う)
これを念頭に表題のマウス
Pulsar Gaming Gears Xlite
をレビューしていこうと思う。
1.フォルム
形状は右利き用のいわゆるエルゴノミクス形状。
Zowie EC-2等に近いIE3.0のクローン形状を少し小型化した物だ。
フルサイズのIE3.0シェイプは日本人平均だと手に余るため、このサイズ感はコントロールしやすく優秀だ。
近い形状で一番売れているであろうLogicool G703hと比較すると後部の盛り上がりが押さえられているため持ち方の制約が少なく、万人向けのデザインだと言える。
また後述するが写真の通り軽量化のために大量の穴があるので手に持った時の感触は独特だ。
2.徹底した軽量化を施された重量
なんとこのマウス。
有線ではあるがケーブル除く重量が48.85gしかない。
前述したfinalmouseより大分大きなサイズであるにも関わらず1g増に留まっている。
その驚異的な重量は軽量化のみに焦点を絞って設計されたとしか思えない作りからきている。
普通だったら指が当たるからハニカム化しないサイド部にも容赦なく穴が空けられ、マウス底部に至っては
コレである(呆れ)
まぁ、その他にもPCB基盤パーツを極薄で作ったりDPI切り替えたりする便利そうなスイッチやゲーミングデバイスにありがちなきらびやかなLED等は当然オミットされていたり、病的な迄にストイックな作りだ。
ここまで徹底的だと強度が気になるが、効率よく梁が入っているようなパーツの組み合わせが効いているのか、そんなに柔さは感じない。
ただ底部の細い部分は流石に脆そうなのでここは気をつけて使用したい。
一応強度の規格試験にも合格しているようだ。
まぁ総じて台バンしなければ使用に差し支えはない剛性は持ち合わせていると言えるだろう。
3.フィーリング
当然だがめちゃくちゃ軽い。
Xliteをつかってから持ち替えるとワイヤレス最軽量級のGPROXSUPERLIGHTですら少し重みを感じる。
特に初動で軽さがキくので、急な遭遇時やインファイトでより早く反応できるだろう。
持つところまでハニカムボディなのはやはり人を選ぶと思うが個人的には溝として扱えば滑りも抑制できると思っているので気にはならない。むしろ穴に引っ掛ける感じでグリップしている。
気になる場合は後述のグリップテープを使用しよう。
クリックは少し固めだが押し心地としては良好で、ゲーミングマウスとしては問題ない性能だ。
ホイールは少し前よりにあり、ノッチ感は流行りのガリガリする感じから比べると柔らかいものの、ゲームで使用するには十分なスペックと言える。
またホイールクリックが良く出来ており、ホイールクリックで回ってしまったりすることは無い軽さで押せる。近年のゲームはホイールを多用することが多いのでその辺りの勝手の良さは非常に評価できるポイントだろう。
サイドボタンはボディの窪みの位置的に前側の方が少し押しやすい配置だ。
ソールは純PTFEでよく滑り、軽さをより生かすタイプ。一度汎用タイプに張り替えてみたが純正に戻して良いなと思ったので良くできていると思う。
4.コスパとバンドル版
なんと本体のみで6000円を切る。
勿論通常のマウスと比較したり有線であることを考慮すると安くないように思うが、同じような重さのFinalmouse ultralight2が14000円ほどすることを考えると半分以下である。(finalmouseが高いとも言えるが)
他の軽量売りのマウスも値段が張るものが多いのでこれは十分安いだろう。
また、+500円ほどで
写真のグリップテープと替えのソール、簡易マウスバンジー(銀色の袋に入ってるやつ)が付いたバンドル版がある。
穴空きが気になる方やバンジーを別途用意したくない方はこちらがお勧めだ。
特にテープは形状に合わせたものを用意するのが大変なので必要な方には嬉しいだろう。
総じて同じクラスでは抜きん出たコスパだ。
5.気になる点
軽さは当然長所なのだが、余りにも軽すぎてケーブルの重さや引っ張られが少し気になる。
バンドル版付属のバンジーも便利ではあるが少し配置を選ぶので筆者の環境では十分な高さを出せなかった。これはワイヤレス版が楽しみにもなった。
またセンサーは少し前よりについているが、ボディサイドの窪み最深部と少しズレて配置されているのでセンサーの位置を意識してエイムする場合は少し違和感を感じるだろう。
筆者の場合は斜めになってる部分を自然と掴んでしまうためグリップ性は少し悪く感じた。
手のサイズやフォームによるので気にならない人も居るかもしれないしグリップテープで対策すれば大丈夫かもしれない。
細かい点だが、筆者が買ったXliteはソールが雑に貼り付けられた性か折り目が最初からついており、引っ掛かりが凄かったのですぐに替えを使ってしまった。
ビルドクオリティという面では少し安定していないかもしれない。
まぁ値段を考えれば替えもあるし十分ではあろう。
6.まとめ
以上、つらつら語ったが非常に良くできたマウスだと感じた。
何よりAmazonで公式の取り扱いがあるのは大きく、日本向けTwitterのアカウントもあり問い合わせなどもしやすいのは他の軽量マウスを出してるブランドに対して先んじてると言えるだろう。
現状選択肢が少ない尖ったタイプのマウスではあるが、個人的には6000円で知れるディープな世界なので、興味がある人は是非一度手に取ってみて欲しい。
長くなったが最後まで読んでくれた諸兄らには感謝だ。
7.NEXT
実は公式Twitterでは既にバリエーションが発表されている。
次世代のガラス素材の超高滑走マウスソールを搭載した限定モデルと、軽量さを残したまま無線化したワイヤレスモデルだ。
マウスソールをコロコロ変えたりする筆者としてはガラス素材のソールなんて気にならない訳もない。
勿論上述した通り紐がなければを実現したワイヤレスも当然欲しい。(しかも発表をみる限り8000円台と驚愕する安さだ)
これからマウスパッドやキーボード等、精力的に商品展開していくようなので財布を温めて楽しみに待とうと思う。
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