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【2024/9/15 1:30kick Premier League第4節】アストン・ヴィラvsエヴァートン

【はじめに】

初めまして、Cannyです。
ウナイ・エメリ監督の就任、そして昨シーズンには僕の一番好きなサッカー選手であるパウ・トーレスが加入したことをきっかけにヴィラを応援し始めた新米ヴィランズです。
今シーズン41年ぶりのCL挑戦となるヴィラに期待を込めて、Noteに初挑戦してみたいと思います。
ということで、今回は【24/25 Premier League第4節】アストン・ヴィラvsエヴァートンの”ヴィラの保持”に注目してマッチレビューしていきます。

※内容の薄さ、拙い文章構成、誤字脱字などはお許しください。

【用語説明】

ここから先のマッチレビューで使いそうな言葉を載せておきます。

フォーメーション番号
コートの名称
コートの区切り

【スタメン】

初期配置は両チームともに[4-2-3-1]

【エヴァートンの非保持とヴィラの保持】

・エヴァートンの非保持

・マクニールがジャンプして[4-4-2]を形成し、ミドルサードで構える。
・出し手(3CB)に持たれるのはある程度許容。受け手(ドブレ、ライン間の選手)を消すことが優先。
・全体的に絞り気味でとにかく中央のパスコースを消す。→引っ掛けてカウンター狙い(エヴァートン1得点目)
・左SHはかなり中央に絞るが、右SHは2-7移動するディーニュに合わせてポジションを下げる。
・2トップはヴィラのドブレを押さえてから3CBに制限をかけていく。
・ドブレはヴィラのドブレとライン間の選手を見る。
といった印象でした。

・ ヴィラの保持

・ディーニュの2-7移動で[3-2-5]を形成。ラムジーはHSでのプレーがメインに。
・綺麗な3-2ではなく、やや右寄り(ボハルデが絞り切らない)イメージ。
・マッギンがHS、ボハルデが大外をとった[2-2-5-1]の形も。
・右サイドはオーバーロード気味で、左サイドでアイソレーション。
・右サイドはシンプルにマッギンを使って相手陣形を押し下げたり、近い距離感で崩しを狙う。左サイドは出し手(パウ・トーレス、ティーレマンス)と受け手(ディーニュ、ラムジー)の関係性で崩しを狙う。
といった印象でした。

【良かったシーン振り返り】

・4:30〜

このシーンは、

1.パウ・トーレスがコンドゥクシオン(運んで引き付けるドリブル)で対面のRSHハリソンを引きつけ大外のディーニュへリリース
2.ディーニュにヤングが釣られたのをみて空いたスペースへ外抜けするラムジーとヒールで流すディーニュ
3.ラムジーはまずゲイェに正対して固定。その後ダブルチームを組んできたヤングに再度正対し固定
4.ティーレマンスが6人目としてポケットラン、ラムジーはすかさずダブルチームの間を通すようにパス

といった感じです。
パウ・トーレスがハリソンを引きつけて発生したマークのズレを連続して利用した良い攻撃です。
ヴィラは開始5分足らずで相手の守備の綻びを見つけ始めています。

・9:20〜

このシーンは、

1.ボハルデがドリブルで1stプレスラインを超えつつ、LSHのエンディアイェを引き付けて大外のロジャースへリリース
2.それと同時にマッギンがチャンネルランでCBを引き連れライン間拡張
3.ロジャースは2.を活用するようにダイレクトでワトキンスへ斜め楔からそのまま潜る
4.ワトキンスの落としを受けたロジャースはそのまま加速してフィニッシュ

といった感じです。
マッギンの味方にスペースを提供する動きと右サイドの近距離のポジショニングがうまく噛み合ったシーンです。ただ、ロジャースは落としを受けて加速した後、もう少し減速できていればより良いシュートを打てていたかも知れません。

・11:30〜

※デスマルケと書いてますが、違います。

このシーンは、

1.パウ・トーレスが運ぶのと同時にラムジーとワトキンスは裏を狙い、相手最終ラインを押し下げる
2.ラムジーはその後少し戻り、相手RSB、RSH、RCF、RMFの中間ポジションを取ることでフリーに
3.ディーニュのスピードを活かしたワンツーで一気に置き去りに
4.押し下がった最終ラインをしっかり見てからマイナスクロスを選択し、ワトキンスが合わせるも枠外

といった感じです。
この後紹介するヴィラの1得点目もそうですが、ディーニュはスピードがありつつも、ク
ロス直前に減速して歩幅を合わせてクロスを上げれるのは良いですね。クロスの種類(ニアorファーorマイナス、低弾道or高弾道、高速or低速...etc)も選べて質も高くなります。

・30:30〜

このシーンは、
ボハルデを大外に押し出し、マッギンがHSに立っています。相手が中央を閉めてくるということは反対に大外が大きく空くということです。

1.ボハルデが大外で受ける
2.マッギンは裏を狙う動きで最終ラインを押し下げ、ライン間を広げる
3.ライン間で受けたマッギンは反転してロジャースへスルーパス
4.ロジャースは対面を一枚剥がしてフィニッシュ

といった感じです。
これも後で言及しますが、ロジャースは裏に抜ける時に必ずライン少し手前から助走をつけて相手の死角(背中側)から抜けるのは良いですね。
あと何気にワトキンスがガーナーが絞れないようにファーに走りつつ遠ざけてるのもナイスです。

・35:20〜(ヴィラ1得点目)

このシーンは、
相手のロングボールを跳ね返しポジトラ発生後、右サイドから様子を伺うところから始まります。

1.カウンターの流れ+右サイドでオーバーロードを作り、左サイドのディーニュがアイソレーション
2.オナナが左サイドへ解放
3.ファーへのふんわりクロスにワトキンスが合わせる

といった感じです。
キーンに競り勝つワトキンス凄いです。

・62:00〜

このシーンは、

1.パウ・トーレスからティーレマンスへパス(その間にマッギンは中央へ移動中)
2.ヤングはどこまでついて行けば良いのか迷い、結果フリーに
3.ティーレマンスからインサイド表で楔が入る
4.助走をつけスピードに乗ったロジャースへスルーパス
5.平行のワトキンスへ出すも惜しくも合わず

といった感じです。
正直このシーンはので決めてほしかったです。

・75:20〜(ヴィラ3得点目)

このシーンは、
デュランの逆転ゴールのシーンです。

1.大外のマートセンにパスが渡る
2.ロジャースはチャンネルランでCBを引き連れライン間を拡張
3.広がったライン間でデュランが降りて受ける
4.トラップが大きくなりバックパスを選択も、再度受け取り左足一閃

といった感じです。
一見シュートの凄さに目が行きがちですが、やっていることは9:20〜のシーンとほぼ同じです。
つまり、デュランがあそこでフリーで受けれたのはしっかりとした理由があります。
あとトラップが大きくなったことが逆にマンガラを食いつかせることになり、結果デュランの目の前にシュートコースが空いたのはラッキーでしたね。

【総括】

結果は3-2でヴィラが逆転勝利を収めました。
2点先取された時はどうなるかと思いましたが、さすがはVilla Parkです。
デュランもオフシーズンは散々な言われようでしたが、今や崇められるべき存在となりびっくりです。
この試合のエヴァートンの守備に関して良かったとは決して言えませんが、ヴィラがその守備の穴を的確につくことができたからこその逆転勝利だと思います。
ヴィラも守備に関しては反省が必要です。

さて、ヴィラは4試合で3勝1敗の9ptで5位です。まだまだシーズン始まったばかりですが良い滑り出しなのではないでしょうか。
今季はCLもあり昨シーズンよりもさらに過酷なシーズンになりそうですが、カマラやミングスも復帰間近ということで今後のエメリ・ヴィラのサッカーがますます楽しみです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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