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#17 オリジナル石けん制作の始まり

ベースのオイルはライスブランオイルというのは早くから私の中で決まっていたのですが、パームオイルを使わない石けんで良質な石けんに
するにはどうしたら良いのだろうかと石けん作りの日々が始まります。


1.石けん会議 

石けん製造には数人の人が関わってくれているので今後紹介していきたいと思っていますが、最初に数人で集まってどんな石けんがあったら良いだろうという会議を開催しました。

その際にペルソナも決めたのですが、ペルソナに沿った石けんというよりは最初にみんながそれぞれ欲しい石けんの意見を出し合いました。

石けんはオイルの種類や加える材料を変えればみんなの希望に沿った石けんを無限に作ることができるので、その中でどんな石けんを作るかの目安になる為にペルソナを決めることはとても重要でした。

たくさん出た意見はどれも魅力的だし作ってみたいし使ってみたい石けんだとしても全てを作ることはできないし、あまり多くの種類の石けんを作っても石けんの選択肢が多いと逆に消費者の方は悩んでしまうので、私のベストな石けんを6個製作しようと決めて、ペルソナに合っていない案は選択肢から外していきました。

ただ・・6個に絞るのも難しい・・

2.タイらしい材料

 ペルソナに沿った石けんは基本的にあっても、せっかくタイの工場で製造するならタイにある材料を加えのも良いかなと思い「きゅうり石けん」「ライチ石けん」「レモングラス石けん」「ハーブ石けん」などなど案がありました。 

タイのレストランで食事をするとギザギザにカットされたきゅうりの付け合わせが必ず添えられているので、私の中ではタイ=きゅうりというイメージができてました笑

どうしてもギザギザのきゅうりのカットの仕方が知りたくて、バンコクでアテンドをしてくれていた人にお願いをしてギザギザカットのピーラーもゲットしました。

ギザギザカットピーラー


3.きゅうり石けん

きゅうり石けんも実際に作ってみました。

きゅうりをすりおろして精製水の代わりに石けんに入れて作ったのですがこれがとても良い石けんになりました。
もちもちした泡で使い心地は気に入ったのですが・・ちょっときゅうりの青臭さが気になり結局候補から外すことにしました。

もしかするともう少し熟成期間を長くすると青臭さも消えるのでは?とも思っていますのでいつか製品になってる可能性もあるのかも!?



きゅうりが苛性ソーダと            
混ざると色が変わります


出来上がりの石けんは不思議と色は落ち着きます




4.ベース石けん作り 

きゅうり石けんだけではなくとにかくベースになる石けんを決める為に色々な種類の石けんを作っています。

石けんは作ってから使えるようになるまでに1ヶ月程かかるので実際に使って使用感を確かめるまでに時間がかかってしまってベース石けん作りはゆっくり進んでいる感じです。

一度これと決めても使っているうちにもう少しもちもち感を増やしたいと思えてきて、また別の材料に変えて作って使用感を確かめて・・を繰り返しています。

今は私が試作品を作っていますが、ベースが決まればタイの工場で試作品を作ってもらう予定です。













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