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お笑いラジオ新時代

今回は好きなお笑いラジオについて話そうと思う。

ラジオを好きになったきっかけ

僕は小学生の頃からかれこれ20年以上ラジオが好きである。広島カープのラジオ中継を聞くために、携帯ラジオを親からもらったのがきっかけだった。

当時の野球中継は、だいたい夜6時すぎから9時まで地上波でテレビ放送があり、9時以降はラジオで試合の終盤を見届けるしかなかった。熱狂的なカープファンだった僕は、9時以降はラジオでカープを聞くのが日課だった。

野球が終わると、そのままの流れで音楽番組やオールナイトニッポンを聞くようになった。そんなこんなで僕はすぐにラジオっ子になった。

当時広島ではスクールオブロックより人気があった    / RCCラジオの『秘密の音園』


くりぃむしちゅー最強伝説とポッドキャストの登場

中学高校になると、同じくラジオが好きな友達が増えてきた。『秘密の音園』や『スクール・オブ・ロック』のような音楽番組の話題で盛り上がったが、特に人気があったのは伝説の番組『くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン』である。
くりぃむANNの放送翌日は番組の話題で持ちきりだった。特に月に一回のムチャブリ回には笑わせていただいた。青春の1ページとして、僕の思い出に焼き付いている。
余談であるが、芸人さんでもくりぃむANNのファンは多いようで、かなり影響を受けていると感じるコンビもチラホラいる。

伝説の番組
くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン

また、同時期にポッドキャストというコンテンツが始まった。これはラジオ番組の切り抜きや、アフタートークがiPodやウォークマンで聞ける機能で、オールナイトニッポンやJUNKの番組が常にiTunesランキングの上位を賑わしていた。(当時住んでいた広島ではJUNKの放送がなかったため、ポッドキャストでしか聞くことができなかった。)
このタイミングで、ラジオはチューニングして聞くものから、ミュージックプレイヤーに入れて聞く時代に変化しはじめた。


新ラジオスター アルコ&ピースとradikoアプリの登場

僕が大学生になるとアルコ&ピースのオールナイトニッポンや、DCガレージが始まった。2時間の壮大なラジオコントで人気を博し、新ラジオスターの誕生を高らかに宣言した時代であった。
この時期に登場したのはラジオアプリradikoである。このアプリのすごいところは、放送一週間後までタイムフリーで放送を聞くことができ、さらにはプレミアム会員になるとエリアフリーで日本中のラジオが聞けるのである。

radikoアプリはラジオ版TVer

オールナイトニッポン2部では3時台は全国放送なのに、4時台になると放送エリアから外れる地域もあったため、このエリアフリー機能が重要な役割を果たした。
そして何より、電波を気にせず高音質でラジオが聞けるのが嬉しかった。

ネット配信の時代へ GERA放送局の登場

ラジオの聞き方は時代によって変化しているが、令和の時代に登場したGERAアプリがラジオの概念そのものを変えてしまった。
GERAは全く新しくできたネットラジオで、視聴者が番組のスポンサーになれるシステムを採用している。スポンサーチケットを購入すると、番組の提供クレジットで自分の名前を読み上げてくれる他、購入特典として映像特典をプレゼントしている番組もある。

ラジオ新時代 GERAアプリの登場

そしてGERAアプリの特筆すべき点は起用ハードルの低さである。ニッポン放送やTBSラジオではテレビで売れている芸人しかラジオ番組を持つことができないが、GERAではフリー時代の『ラランド』や、アングラ的人気の『モダンタイムス』や『スーパー3助』、決して売れてるとは言えない『ぐりんぴーす』や『魂ず』を起用するなど、他では見られない番組が聞けるのが特徴である。

僕も今はGERAを中心にお笑いラジオを聞いている。手軽に聞けるネットラジオの時代なのである。

最後に

誰もがYouTubeで映像配信できる時代に、あえてラジオという音声コンテンツ。これからも更に栄えてほしいと思っているし、さらなる進化を期待したい。

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