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のび太理論:のび太くんから学ぶバズりの本質

「のび太くんパワーはバズる」

野比のび太は、日本で50年以上の歴史を誇る国民的まんがの主人公であり、アニメや映画でも絶対に欠かせない大人気キャラクターとしてたくさんの人々から愛され続け、もはや日本ではのび太くんを知らない人を探す方が難しいほどの驚異的知名度を持っています。つまり日本最強レベルのバズキャラクターです。


(※バズる…ネットやSNSで話題になり、多くの人の注目を集めること。英語のBuzz〔がやがや、ブンブン〕やバズマーケティング〔人為的口コミ〕が語源。)

のび太くんはこの50年間、常に0点を取り続けています。平均点が10点や30点に上がることもほぼありません、ひたすら昼寝とあやとりを極めており、サクセスストーリーは一話でリセットです。

これに対して、天才キャラクターである努力家の出木杉くんは出番がほとんどありません。映画にまったく出演しないことからも、子供たちからの人気度はスネ夫とジャイアン以下の可能性があります。

つまり、どういう仕組みかよくわかりませんが、のび太くんのように0点を取り続けた方がたくさんの人々から愛されやすいのです。逆に出木杉くんのように100点を取り続けると不憫なことに人気度が落ちることになっており、ことわざでも「出る杭は打たれる」と経験則的によく言われます。

この現象は「Tiktokから感じる知能指数の低さ」とかなり似ているところがあり、有名なTiktokerはこののび太君パワーの一部を感じ取ったものと推測が出来ます。のび太君ほどではありませんが、のび太君パワーの片鱗をちょっと使うことによってバズってるわけです。

もしTiktokのような雰囲気がどうしても理解しがたい場合は、あなたは秀才が好きな静香ちゃんタイプか、あるいはのび太を放っておけないジャイアンタイプなのかもしれません。

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