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限界突破×がんサバイバー

♪興奮ずっゾ!宇宙へ GO!
最先端の"夢中"をどう!
この手に掴むよ
素っ頓狂に笑ってタイ!
I can't get no satisfaction

どうも、こんにちわ!
限界突破した、がんサバイバーのCandy山田です。

今から数年前のことです。
身体に違和感を感じて病院へ。
何科かは言ってしまうとすぐに何のがんかわかってしまうので、あえて伏せていますが、
病院行った当日、医師から「がんです、今すぐ手術してください。なんなら今日手術室あいてますよ」って言われて。。。

友達の家に遊びにいって「なんなら今日うち泊まってく?今日両親いないから」みたいな。

がんと言われて、打ちのめされて
なんなら今日手術します?と軽く言われて、手術自体怖いし、決心できないし、でも、自分の中で手術しないとゆくゆく死ぬということ、もしかしたら抗がん剤とかして、長期戦になるかもしれないことなどいろいろ頭がごちゃごちゃになって整理できずにいて、

「3日後とか手術室あいてないですか?」ときいたら

医師「うーん、3日後4日後もあいてないです1週間後ですね」と言われ
1週間後の予約をとって帰宅。会社や家族に連絡して仕事を休む段取りして
そこからは、本当に気分的に針の筵で、食欲も低下し、3kgほど痩せました。

手術を決断したり、頭の整理をするのにやっぱり2日か3日は時間必要だったし、自分の頭の中で問答がはじまってああでもない、こうでもない、と思いながら、次の思考フェーズへ。

がんが転移してたらどうしよう。
ステージなんぼかわからない
抗がん剤はじまったらどうしよう。

意識は手術への恐怖と、がんのステージがわからないので、先が見通せないので、恐怖恐怖恐怖。ただただ不安でした。

一応手術の予約した日にいろんな検査して、今のところ目に見える転移はないと言われていたので、神様、仏様、キリスト様そしてアラーの神でもなんでもいいから細胞レベルの転移してないでくださいってずっと八百万神に祈ってました。

実際に手術日の前日に入院して、
手術当日はお昼2時ごろの手術予定だったんですが、

なぜか、看護師さんから「先生が手術終わったから、次呼んでるよ。ご家族にはやめに来るように連絡してください」って突然の無茶振り。

あわてて妻にLINEしてはやめに来てもらうようにお願いして
私は手術室へ歩いてGO!

看護師からは「いやなことはさっさと終わらせましょう」とか言われる始末。ショボーンとなりながら、猫背で手術室の手術台にのぼり、
看護師の指示のもと、ガウンを逆二人羽織みたいに袖を通して全裸に。

そこからは、ガスマスクみたいなのをつけられて、今から麻酔しますね、と外科医なのか、麻酔科の先生なのかわからないが声をかけられて、ワンツースリーで記憶が飛んで(おそらく、これが「笑気」で腕の点滴ルートからも何か麻酔を入れられました)

目が覚めると、看護師「山田さーん、大丈夫ですか?手術終わりましたよー」と言われ、起こされる。

手術箇所が杭を打たれたように痛くて、寝返りも打てない中

大勢の人力で、ストレッチャーにバスタオルごと移される。

こうして病室に戻るのでした。

手術予約日に医師からの手術時間はだいだい「ピー時間」と言われていたのですが、終わってみれば「57分」とか書いてあったので、
1件目の手術が終わってから昼飯をはやく食べたくなって、マッハで仕事を片付けたのか?と思ってしまいました。

それはさておき、取り出したがんそのものを見る限り、がんの細胞の中でもマシなほうだろうと執刀医から言われ
実際に検体を顕微鏡で検査する病理に回された結果も1週間後ぐらいに返ってきたのですが、その予想通りだったので、抗がん剤もせずに手術だけで済んで、退院もたったの6日、自宅に帰ってからは自宅療養中ということで、
家でのんびりしてました。

そんなときに職場のスタッフからLINEで連絡がきて
「山田さん、もうもどってきてください。あなたがいないと回らないです」
と言われ、あわてて、家のまわりを5kmほど歩いて毎日リハビリしていたのでした。
どんな職場やー!こっちはがんやってのに、生きるか死ぬかなのに、どんだけブラックな呼び出しやねん!と想いながら
たったの15日で職場復帰!

「俺はスーパーサイヤ人じゃない、ただの地球人だー!!」と心の叫び。
切ったところ、歩くだけでまだまだ痛いわー!!と言いながら仕事しました。

そこから、なんとか今日にいたる感じですね。

わたしのがんは「AYA世代(Adolescent and Young Adult(思春期や若年成人)」が罹患しやすいがんで、
なんとか、本当にステージも1の初期でしたので、3か月に一度のCTや採血だけで済んでいる本当に不幸中の幸いと言えるものでした。

本当にたまたま見つかって、たまたま町の小さなクリニックが閉まっていたおかげで、大きな病院にいきなり飛び込み、いきなり手術と言われ、ショックでしたが、本当に本当に神様はいるんだと思いました。

もし、これがあと少し発見が遅れていたら。。。
他の臓器に転移していたら。。。
抗がん剤治療がはじまってたら。。。
入院期間は6日で済まないし、今も長くつらい治療をしていたかもしれません。

そうなれば、我々は働き盛りの荒ぶる中年が仕事を半年とか年単位で休むとなると、とんでもないマイナスの経済効果です。

人が足りないと言ってる職場が多い今日、まわらなくなる職場もあると思います。財務省と厚生労働省の役人さんたちには、まず、ホリエモンが提唱する予防医療(ピロリ菌の除菌や子宮頸がんワクチン)にもっととんでもない予算をつけて、がんになる人間の数の分母を抑えるべきです。

もちろん、たばこのこともですよね。具体的には記載しませんが。

あとは「AYA世代(Adolescent and Young Adult(思春期や若年成人)」の方たちに早期に、結婚や出産、などのことを考えられるような施策や、がんの予防やがんのこと自体の啓蒙をもっとしっかり時間数をふやして取り上げてもらいたいですね。












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