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SephiraPhile「脱法ロック再現MV」の裏側

みなさんどうもオタクですー。
じゃなかった、SephiraPhile1期生リーダーのあめよほうです!

先日、VRChat想定アバター「セフィラ」(通称:セフィラちゃん)の発売3周年を機に、セフィラちゃんアイドルグループSephiraPhileで、1つの動画を投稿させていただきました。
それが、この「脱法ロック feat.SephiraPhile」です!皆さん見ていただけましたか?

まだ見てないって方は良かったらこちらのリンクから見ていただけますと幸いです!

この記事では、この脱法ロック再現MVを作るにあたっての裏話や、企画・撮影・編集を手がけた僕、あめよほうがこの作品に込める想いと、制作中の苦労話などを語っていけたらと思います。


なぜこの曲を選んだのか

まず、再現MVを作ろうと思ったのは僕がVRChatを始めて数ヶ月くらいの時に見たASGARD_STUDIOさんのこの動画がキッカケになっています。

VRChatでアニメのOP映像を再現したこの動画、クオリティも然ることながら、当時の僕はまず

「VRChatと映像の親和性、高すぎないか?」

と一目見た時に思いました。
もともと映像制作を趣味としてたので、この動画を見てすぐに自分一人でアニメのED再現動画を作ったりしました。

でも登場人物が自分一人では、どこか物足りない気がして、この動画を投稿した頃から、セフィラちゃん達を巻き込んで再現動画を作りたいと思うようになりました。

そして縁があってSephiraPhileへと加入することとなり、活動当初から再現動画を作りたい!と提案をしていました。
でもまだデビューしたてでいろいろ忙しかったり、スケジュールがなかなか合わなかったりと提案は白紙になっていたのです。

そして今年の3月頃、2期生のデビューPVが公開され、落ち着いたところで、セフィラちゃん3周年記念で今度こそ再現動画を作ろうと改めて提案しました。
今回は期限が定められており、また自分もかなり余裕があったので大雑把なスケジュールを決め、制作に取り掛かる用意をしていました。

が、ここで1つの壁にぶち当たります。
それは....…
「何の動画の再現をするか」 
というすごく初歩的な所でした…。

メンバーは2期生も加入し、12名となったため全員が映れる、すなわち12人の主要キャラが居る動画でかつ、比較的VRChatの味を活かして再現出来るものに絞る必要がありました。

また、SephiraPhileの知名度も若干広まり、著作権のこととかも気にしたりでなかなか題材が見つかりませんでした。

そのままひと月が経ち、3月も終わる頃、著作権のこともあって、再現する動画は二次利用についての規約が比較的緩いボカロ曲にしようというところまで決まって、大人数が登場するボカロMVを探すことに…

BlessingとかAlice inN.Y.とか今日もハレバレとかいろいろ検討しましたが、VRChatの味を活かせなかったり、人数が足りてなかったり、認知度が低かったりなどといって色々却下する羽目に…

そこでようやく巡り会ったのが今回の「脱法ロック」でした。
この題材なら面白おかしくみんなの個性を出しつつ楽しい動画が作れるなと思い、ようやく制作を次のステップへと移すことが出来たのです。


撮影に至るまで

まず、ボカロを選んだ時点でSephiraPhileメンバーの誰かに歌ってもらおうと考えていたので、SephiraPhileのDiscordで歌ってみたやりたい人を募集しました。題材が決まるのが少し遅くなってしまったので、期限は一か月しか設けることができなかったのですが、綺羅星げっこーちゃんが名乗りを上げて一か月で練習して仕上げてきてくれました。本当に感謝です(人''▽`)

MIX師さんへの依頼は経験済みだったので、録音データをそのまま何事もなくMIX師さんへ渡し、あとは納品を待つのみとなりました。

そして、問題の役振りです。
脱法ロックはシーン毎にそれぞれ何かのオマージュだったり、架空のニュースだったりと毎回異なるテイストの画が現れます。
MV制作は全部僕に任せるという話だったので、どこにどのメンバーを登場させるかの役振りを考える必要がありました。
こんなこと言うのもあれですけど、僕は生粋のSephiraphileオタクなのでなるべくその子の見た目や性格などがシーンと合うように、つまり解釈一致するように役を振っていきました。

みんなの解釈一致通りに作れていたら嬉しいな…

ちなみに僕は編集の都合で役が自動的に決まってしまいましたが、そこまで解釈不一致ではなかったんではないでしょうか…?
(オタクだからペンライト振れたの楽しかったし)
一応1シーン毎にこういう意図でこの役を振ったんだよと語り尽くせるのですが、長くなりそうなので今回は割愛させていただきます。

(ちょっとだけ語ってる動画はあります)↓


撮影・編集について

ここからはかなり専門的な話になってしまいます。
今回の動画はほぼ全てのシーンをGB(グリーンバック)で透過させ背景と合成して制作しています。

GBで撮影したもの

というのも、この脱法ロックのラスサビで動画内で登場した素材をそのまま流用したカオスなシーンがあるので、このシーンの為に全てGBで撮影しました。おかげで素材管理がとんでもなく大変だったのですが、ラスサビのクオリティはある程度のところまで持っていくことができました。

がんばった


またこのGBでの撮影はメリットが他にもあって、例えばサビの全員で手を振って踊るシーンでは個別に一人一人撮影したため、編集の力でタイミングを合わせ、キレキレに息のあった映像にすることができました。
これをみんな同時に撮影しようとするとVRChatの仕様上タイムラグが生じてなかなかタイミングを合わせることができません。でも、今回はワールドのビデオプレイヤーでメトロノーム音声を流し、そのリズムに合わせて一人一人撮影していきました。
これは例えば撮影者と演者のラグがあったとしても、全く同じリズムのメトロノームに合わせているので、編集時にスタートだけ合わせればみんな揃うというズルをしています。

またこれはVRChatで映像制作するのに当然なのかもしれませんが、動画に使いやすいライティングにする為に撮影ワールド選びもこだわりました。使用したワールドはKurotori Photo Studio[WIP]です。


僕はライティング関係に全く詳しくないのでアレですが、アバターの素の色が出るような光加減のワールドだったんだと思います。
(JPTで使われてるライトと同じなはず)

VRChat映像制作素人なのでそういう撮影について詳しい方いたらお友達になってください

そして編集ですが、僕はみんな大好き「AviUtl」という無料の編集ソフトを使っています(8年目)
このソフトの熱心な信者なので全人類に布教したいのですが、今回はやめておきます。
この「脱法ロック」という動画はリリックモーションをはじめとするモーショングラフィックス的な映像が少ないので編集はそこまで大変ではありませんでした。ただ、用意する素材が多くて準備に時間がかかりました…
編集の大部分は簡単なカメラ移動とイージング(緩急)を使ったテキストの表示と軽い撮影処理を施したくらいです。
まあでも、ラスサビの所は気合いを入れてエフェクトゴリゴリにかけましたが…
ところどころで映像の使い回しが出来たので編集は24時間くらいで終わりました!
セフィラちゃん3周年の日(5/27)周辺は、大学のテストやら課題提出やらとモロかぶりしてたので間に合うか心配でしたが、何とか間に合わせました!
これで単位落としたらセフィラちゃんのせいです。

ということで、「脱法ロック制作裏話」でした。
おかげさまで記事を書いてる今現在、視聴回数は2000回を超え驚きを隠せません。
1000回行ったらすごいなーと思っていたのに今やその2倍…!! 何回もリピートしてくださる皆さんおかげですありがとうございます🙇‍♀️
目指せ1万回再生!

あと僕はちょっとした目標があって、自分の作った作品に関して著名なメディアさんに記事にしてもらうことがVRChatライフでの目標です。
取材等ありましたらお気軽にお声がけ下さい!!!!!!(クソデカボイス)


ということで、ここらで〆させていただきます。
この記事及び、動画をご覧くださった方々ありがとうございました。

いつかAviUtlで簡単に映像制作をする方法みたいな記事とかかけたらいいですね。

あめよほう

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