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久保田食品アイスキャンデーシリーズ3  「南国土佐のやまもも」

いやいやいや、この飽食の時代に、やまももでアイスキャンディを作ろうなんて、大丈夫なのか。そもそも読者の中には「やまもも、なにそれ?」という方も少なくないだろう。「甘いものがなかった時代には、ヤマモモがなると、みんな必死で食べたもんじゃった」というようなお年寄りの話を聞くことはあっても、初夏になってうちの近くの公園に植えられたヤマモモに、このパッケージに描かれているような小さな実が山ほどついていても、誰も見向きもせず、道路に無残に散らばっている。ましてや誰も食べたりしない。私以外は。

でも確かに酸っぱみと甘味が混在するヤマモモは以前レポートしたすももにも似て、アイスキャンディにはピッタリな味と言える。実際、このアイスキャンディーもめちゃくちゃ美味しかった! 暑いときにこのアイスを一口かじると、その甘酸っぱいジュースがそのまま口の中に広がる。そしてその冷えた濃厚なジュースを味わいながらごくんと飲み込むのはたまらなく幸せだ。それにしても、よく、ヤマモモでアイスキャンディーを作ろうと思ったな。

ぶしゅかんとゆずが似ているように、すももとやまもももちょっと似ている。どちらが好みかは、それぞれ味わって決めてほしい。

原料はこれまた高知県産やまももと水飴のみというこだわり。82kcal。

おいしさ ★★★★☆
カロリー  ★★★☆☆
オリジナリティ ★★★★★
楽しさ ★★★☆☆



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