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味蕾diary第14回【珈琲】

僕は元々、カフェに行くタイプではない。
なんならほとんど行ったことがなかった。

Candy ²を組んで相方の荒木とネタ合わせで
カフェに行くので、回数が爆増した。

爆増と言ってもなんら誇張ではないと
はっきり言えるレベルだ。
年3回くらいから年300回くらいに増えた。

元々、珈琲はブラックで飲むのは苦手だったが
流石にこのペースで飲んでいると
もうそんな感覚が自分の中にあったことを
真剣にシナプスを辿らなければ思い出せない。

最近は、もっぱらブラックになった。
なにか大人になったような感覚になり
母に報告したら
「感覚が鈍くなっただけだよ」と言われた。

少し恥ずかしくなったが、
よく考えれば大人になるというのは
色んなことに鈍くなることでもあるのでは?
と思い直し謎の自信を取り戻した。

僕は少しずつ珈琲の飲み方にこだわりが
出てくるまでにはなったということだ。

もうひとつ、
飲み方以外の珈琲のこだわりが出来た。

それは少し気になった方もいるかもしれないが表記についても「コーヒー」ではなく
「珈琲」と表記することにこだわりがある。

それは
珈琲がなぜこの漢字を使われるのかの由来が
気に入ってるからだ。

コーヒーの木の枝に実った赤い実の様子が、当時の女性が髪に飾っていた「かんざし」に似ていることから。「珈」は髪に挿す花かんざし、「琲」はかんざしの玉をつなぐ紐を表しているそうです。

https://www.ucc.co.jp/enjoy/trivia/atcl046/#:~:text=%E3%80%8C%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC%E3%80%8D%E3%81%8C%E3%80%8C%E7%8F%88%E7%90%B2%E3%80%8D,%E8%A1%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82

諸説あるそうだが、
とっても素敵だと思った。

僕は漢検準一級を受けた経験があるので
漢字の由来や漢字そのものに興味が少しある。

漢字の由来というのはどの漢字も昔の人が
工夫を凝らして考えているものがほとんどだ。

よくここまで発想してつけたものだなと思う。

珈琲を年に3杯くらいしか飲まなかった僕が
年に300杯飲むようになるだけで、
飲み方だけでなく表記にまで
こだわりが生まれた。

物事を始めるのに遅すぎるということは
本当にないのかもしれないと
珈琲から学ぶことができた。

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