味蕾diary第14回【珈琲】
僕は元々、カフェに行くタイプではない。
なんならほとんど行ったことがなかった。
Candy ²を組んで相方の荒木とネタ合わせで
カフェに行くので、回数が爆増した。
爆増と言ってもなんら誇張ではないと
はっきり言えるレベルだ。
年3回くらいから年300回くらいに増えた。
元々、珈琲はブラックで飲むのは苦手だったが
流石にこのペースで飲んでいると
もうそんな感覚が自分の中にあったことを
真剣にシナプスを辿らなければ思い出せない。
最近は、もっぱらブラックになった。
なにか大人になったような感覚になり
母に報告したら
「感覚が鈍くなっただけだよ」と言われた。
少し恥ずかしくなったが、
よく考えれば大人になるというのは
色んなことに鈍くなることでもあるのでは?
と思い直し謎の自信を取り戻した。
僕は少しずつ珈琲の飲み方にこだわりが
出てくるまでにはなったということだ。
もうひとつ、
飲み方以外の珈琲のこだわりが出来た。
それは少し気になった方もいるかもしれないが表記についても「コーヒー」ではなく
「珈琲」と表記することにこだわりがある。
それは
珈琲がなぜこの漢字を使われるのかの由来が
気に入ってるからだ。
諸説あるそうだが、
とっても素敵だと思った。
僕は漢検準一級を受けた経験があるので
漢字の由来や漢字そのものに興味が少しある。
漢字の由来というのはどの漢字も昔の人が
工夫を凝らして考えているものがほとんどだ。
よくここまで発想してつけたものだなと思う。
珈琲を年に3杯くらいしか飲まなかった僕が
年に300杯飲むようになるだけで、
飲み方だけでなく表記にまで
こだわりが生まれた。
物事を始めるのに遅すぎるということは
本当にないのかもしれないと
珈琲から学ぶことができた。
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