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味蕾diary第9回【蕎麦】

【序文】
under5という芸歴5年目以下の
賞レースの2回戦が最近あった。

1年目になっての初舞台で
衣装も少し変えて挑んだ。

あれ…という手応えで、
正直、心の中で「また来年だなぁ」
と思っていたが、、

結果、、、合格

3回戦に進出しましたー!
喜びすぎて家でカズダンスなどを
踊りました。

3回戦に勝つと準決勝です!
頑張るので、応援宜しくお願いします。


【本編】

僕は、芸人になると決めた大学4年生

高校時代からの親友を芸人に誘って
この道に入った。

その親友は友達から相方になった。

ワタナベエンターテイメントの養成所
に通いつつ、同棲もしていたので
毎日、毎日、本当に多くの時間を
共にした。

相方になると本当に不思議なもので、
今まで一回も喧嘩などしたことも
なかったのにしょっちゅう喧嘩をしていた。

結局、その相方とは解散してしまい、
親友に戻った。

本当に不思議なことに、親友に戻ると
また高校の時の様に仲良くなった。

仕事を一緒に2人でするというのは
難事中の難事なのだとここで勉強した。

親友は今、エンジニアとして
社会人ですごく頑張っている。
そのことがとても誇らしい。

その親友は、実は蕎麦アレルギーだった。

親友とほぼ毎日食事をしていた時は
蕎麦を当然ながら
選択肢にも入れていなかった。

高校から大学そして、養成所と
実に9年間、彼とほぼ毎日と言って良い
時間を過ごしていて僕だけが
蕎麦を食べることも一度もなかった。

NSCに入り、そこで出会った同期達と
授業終わりに蕎麦を食べに行った。

親友がいた時は、選択肢にもなかった

蕎麦だ。

俺は同期と蕎麦を食べているんだ。
このことが少し不思議だった。

蕎麦を食べ終えて
同期と解散する。

快速急行に揺られ帰路につく。
写真フォルダの画面を
下へ下へと動かしながら。

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