自分の人生、自分で守れよな。

働き方完全無双

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 先進国に生まれたあなた、残念でしたね。

こんな冒頭から本書は始まります。皆さんもニュースなどでよく耳にする通り、日本の人口は減っていき、経済は衰退し、日本は終わりだ、などのように、現代の日本には明るい未来が見えにくい状況です。

しかし、なぜ日本がオワコンなのか論理的に説明できますか?

単に世間で「日本はヤバイ」と騒がれているから、他人の意見をパクってあたかも自分で考えたかのように振舞ってないですか?

本書では、日本という国がなぜヤバイのか、そしてこれから日本という国はどうすれば生き残れるのか、それらの理由を2chの創設者であるひろゆき氏が、論理的に中学生でも理解できるくらい簡単な語り口調で書かれている非常にためになる本です。

こんな人にオススメ!

・ブラック企業勤務でこれからどう人生を歩んでいけば幸せになれるのか知りたい
・自分にあった就職先が見つからないがお金は稼ぎたい
・政治家を目指している!革命的な政権を発足したい!
・生活習慣が乱れすぎていて眠れないから、成功者の睡眠術を知りたい!
・ビジネスを始めたいが、付加価値をつけて商品を販売する方法を知りたい
・単純に日本の現状とこれからの日本について興味がある

内容

先進国で生き残るには、現状維持のままだと発展途上国に100%抜かされます。

その理由は簡単で、日本人を雇用すると人件費が高いからです。

「でも、日本で作る商品の品質は高いから大丈夫でしょ?」

という質問があるかもしれません。確かに、昔はmade in CHINAなんていう文字を見ると「中華製だから信用ならんな、すぐ壊れるわ」なんて見下していましたが、今はどうでしょうか?

身の回りにある家電や衣類を見てください。ほぼmade in CHINA、あるいはmade in Vietnam、Thailandなどと書かれています。つまり、昔は日本でしか再現できなかったハイクオリティーの商品を、中国や他の途上国でも作れるようになってしまったんです。

そうなると、人件費の高い日本でモノを作るメリットって無いですよね。

では、日本はどうやって生き延びていけば良いのか。そして、私たち日本人はどうやって生き延びればよいのか。

・企業だけでなく、個人も強くなって国を支える方法!
・毎月7万円を国から支給してもらうベーシックインカムを前提とした社会
・新規ビジネスを狙え!SNSに最初に登録して継続できる人は勝つ
・能力以外の部分でレアな存在になれ!笑顔の素敵な人は有能者よりも有利な理由
・出会った瞬間に覚えてもらえる会社名をつける方法
・ブラック企業から抜け出す方法
・日本はどうすれば生き残れるのか、そして更に発展できるのか

感想 日本はバリアフリー途上国という話

これほど読んでいて刺激を受けた本は今までにありません。

私もひろゆき氏と同じフランスに住んでいたことがあります。そしてオーストラリアにも住んでいたことがあり、今年の中盤から本格的にオーストラリアへ移住する予定です。

そして日本とフランス、オーストラリアの違いを、バリアフリーの面から見ると、圧倒的に日本は他の先進国に比べてバリアフリーが遅れています。

日本で車椅子の方が電車に乗る場合、駅員さんがスロープをわざわざ持ってきて電車に接続し、やっと車椅子で電車に乗ることができます。

しかし、フランスやオーストラリアは全く違います。車椅子の方1人でも電車やバスに乗れますし、買い物も出来ます。その理由は簡単で、誰でも住みやすい環境を整えることを前提として街が作られているからです。

日本はどうでしょうか?

確かに最近では、バリアフリーが少しずーつ充実はしてきていますが、車椅子の方が全国を一人で回り歩けるレベルまで街を整備するとなると、ほぼ日本全ての建築物の構造から作り直さないといけないですよね。

最初からバリアフリーを前提としたまちづくりをしていれば余計な費用はかからずに済んだでしょう。

このように経済大国である日本ですが、どうもお金の使い方は下手くそです。

感想 新規事業は全て悪、これが日本の発展が止まる理由

仮想通貨、これが世間に出る前は「なんだかよくわからないから仮想通貨は禁止」とされそうになったことがあります。なんだかよくわからないから禁止とは面白い理由を考えますよね。

幸いにも、仮想通貨は解禁され、取引量も日本が最も多いです。しかし、国が

”仮想通貨の収益に対して「税率はそのまま払わければならない」”

としてしまったのです。

どういうことかと言うと、例えば

ビットコイン
・8万円で購入
・10万円になったら売り
・利益は2万円

となります。一見儲かったように見えますが、ここに所得税がかかります。しかも利益に対してではなく、10万円に対してです。

もし最高税率45%がここに課せられると4万5千円を税金として引かれます。つまり2万5千円の損です。

このように、まともな税金を支払おうとするとたくさん稼がないといけません。もし、税金を一律にするなどしていれば、海外でも仮想通貨の取引が活発になり、何もしなくても日本に税金が入るという美味しい状態が作れていたのです。

しかし、それを日本は法律として定め、禁止しようとしました。


ドローンやセグウェイも同じです。ライセンス保有者や限られた場所でしか扱うことができません。日本はドローンのようなものをいち早く作っておりましたが、規制される一方で売れ行きも伸びず失態。

もし規制されていなければ、今頃日本はドローンビジネスでウハウハだったかもしれません。あのAmazonですらドローンを使った配達を試みているわけですから。

感想 まとめ

このように、現代の日本は何でも規制し、よりビジネスがやりにくい環境になってしまいました。

では、どうやって生き残ればいいのか。

そのヒントとなる回答が本書にはたくさん書かれています!

読者へアドバイス

間違えなく買って得する本です。

これからの日本の姿、そして他国との関わり方が見えてくると、どの企業が伸びていくのか予想できるようになるでしょう。

つまり、株式投資でも有利になれる知識を学ぶことができます!

また、私が書評で2500文字を超えるような内容を書いたのは今回が初めてです(笑)。それだけ、この本から多くの刺激を受けました。

この本を読むことで、間違えなく、これからの生き方を変えることができます!

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