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4カ月ぶりに「お刺身」解禁

4月に「食道がん」告知をされ、闘病中のオッサンです。

5月~抗がん剤治療を2回行い、7月に手術をして自宅で療養しています。抗がん剤の副作用で「骨髄抑制」が起こり、白血球が減少するため免疫力が落ちます。また、手術でリンパ節を郭清しているため、免疫機能への影響も考えられます。

抗がん剤治療をしていた頃は、食中毒リスクを減らすために「生もの」は全般的に禁止でした。魚介類は当然として、生野菜も食べない様に言われていました。大方の男性がそうであるように、生野菜は好んで食べないので我慢するまでもなく気になりませんでしたが、魚介類は別です。

ことに5月と言えば、「目には青葉 山ホトトギス 初鰹」と詠われているように「カツオ」の季節です。最近では、物流や冷凍技術の進歩なのか初鰹の時期も5月ではなくなりましたが、子供の頃から親しんできた初夏の楽しみです。食べられないのは、残念でなりませんでした。

鰹だけではなく、鮎の季節でもありますし、鱧に新子、夏場は貝類が殊に美味しい季節でもあります。特に、「岩牡蠣」。それに「海胆」。

主治医は慎重な性格なので、術後も「生もの」厳禁でしたが、手術から1カ月半たって漸く「解禁」してくれました。

9月の声を聞けば、秋刀魚です。今年は不漁で1尾1,200円もしたようですが、秋刀魚の刺身も捨てがたい。漁獲量が増えて値段が落ち着いてきたら食べたいものです。

ただ、お酒が飲めない。いや、肝機能に問題ないので飲んでも良いのですが、自主的に「禁酒」しています。日本酒のない秋刀魚の刺身も今一つですが、こちらは1年間は自粛しようと思っています。

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