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傷つかないたったひとつの方法

私は昔から体調がよくなくて、極度の冷え性、貧血で、過呼吸もよく起こしていました。
(それも今は完全になくなってしまいました。)
昔、おそらくその体調不良から、うつ傾向が強く、とにかく精神的に傷つきやすい傾向がありました。
あの頃の私だったら、とても今のようにSNSで悪目立ちするようなことはできなかったでしょう。
やったとしてもおそらく1週間も持ちませんでした。

過去に、そういった経緯でメンタルに関してコンプレックスが強かった自分は、とにかくいろんな心理学や行動療法やスピリチュアル系の情報を読み漁り、あらゆることを試してきました。

おかげで、今現在は、体調が改善したのもあるのでしょうが、そこまでヤバくなるほどメンタルが追い詰められるようなことにはなりません。
多少大変になっても、解消の仕方がわかります。

さて、タイトルの「傷つかないたった一つの方法」なのですが
それは、「ありのままの自分をそのまま認める」という事です。
それは「全ての自分にOKを出す」とも言えます。
たとえば、「あ、自分、今失敗してしまった!」とか
「これなんでもっとうまくできなかったんだろう?」とか
無意識に自分に対してダメ出しをすることって誰でもあると思いますけど、
自分の場合は、昔、とても自分に厳しく、常に自分に対してダメ出しをしていました。
それがエスカレートして一時期は病的になっていた時もあります。

何が言いたいかというと、極論、自分を傷つけてるのは自分だったという事です。
なので、単純に言えば、その自分で自分を責めることをやめれば、一切傷つくことなどなくなる、というわけです。

ただ、実際にそうすることは、言うほど簡単ではありませんでした。
昔はもう、自分を責める事が癖になっていたので、やめるまでに時間がかかりました。
その場合は、うっかり自分を責めてしまった自分にOKを出して認め、
なかなかその癖がやめられない自分にもOKを出し、
やめようと努力している自分をほめて、
自分を認める事を続けていきました。

”うまく出来なきゃいけない”
”責めたらいけない”
…と思っているのも、ただの思い込みでしかないので
「うまくできなくてもいい」
「責めてしまってもいい」
と、自分に言い聞かせ、自分を許しました。

自分の中にタブーとするものがあると
そのタブーを犯してしまった時にも傷付きます。
タブーというのはたとえば、
「人を傷つけてはいけない」
「嘘をついてはいけない」
「困ってる人を見捨ててはいけない」
「人をののしったり、バカにして攻撃してはいけない」
「弱みを見せたり弱音を吐いてはいけない」
「辛いといってはいけない」
「みんなが頑張ってるのに自分だけ休んだりしてはいけない」
「人を憎んだり嫌ってはいけない」
「そういうことをすると自分に返ってくる」
…こういうことです

これらの思い込みは、すべてただの思い込みでしかないのですが
かなりの人の中にあると思います。
私の中にもまだあると思います。
あってもいいのですが、
これが「絶対」守らなきゃいけない事、と思いすぎていると
これに反した行動を自分が取ってしまった時に、無意識に自分を責めてしまい、ダメージを受けて傷ついてしまいます。
「場合によってはこういった行動に出てもいい」と自分を許せれば
そこまで大きなダメージにはなりません。
誰だって、誰かに暴言を吐かれたり嫌なことをされたら
やり返したくもなりますし、どう考えてもやり返すことが最善だったという場合もあります。
誰もが、つねに仏のように穏やかにふるまえるわけではありません。
でも、それでいいのです。
そのままの自分を、他でもない自分だけは認めてあげていいのです。

そうやって、自分でどんな自分も許して認めていけるようになると
傷つくことは格段に減っていきます。
でも、やっぱり人間だから、人から何か嫌なことを言われたりすると
とっさに反応してしまったりすることはあります。
その時はその時で、そんな自分も許して認めていく。
嫌だなと思ってもいいし、無理に平気なふりをしなくてもいい。
そうして自分の思いをそのまま認めていくと、かなり心は楽になります。
こんなんじゃ駄目だ、と思えば思うほど、苦しくなって、余計に何もかもうまくできなくなったりします。
そんな時は、握りしめた手を緩め、深呼吸して、少し力を抜きましょう。
今の自分の気持ちに向き合って気づいて正直に認める事。
何を思ってもいいし何を考えてしまっても大丈夫。
責めない。責めてしまったとしてもそれでもいいと許す。

どんな自分もそのままでいいと、ありのままの自分を完全に認められた時、ほんとうに傷つくことはなくなるのかもしれません。

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