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全校みんなで

私が今、娘と来ている山村留学先の小学校は、長野県で一番規模の小さい学校です。

それでも毎年、山村留学で転入してくる子が増え、今年は1年生から6年生まで全学年がそろい、9人という二桁を目前とした人数になりました。人数が増えたとはいっても、超小規模校であることに変わりはありません。人学年にいくつもクラスがあるような学校とは違った授業風景がそこにはあります。各学年は1~3名なので、全校合わせての授業がとても多いです。

クラブ活動も全校みんなで

大きな学校だと大抵高学年からクラブ活動が始まります。ですが、ここ和合小学校は1年生から全校生徒でクラブ活動を楽しみます。活動内容も和合小学校ならでは。去年は火おこしと川のぼり。今年もコースを変えての川のぼりでした。

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先生たちも総出で参加です。もちろん教頭先生や校長先生も!今年赴任した先生よりも子供たちのほうが川については慣れているため、ひょいひょいと岩を足場を選んで上っていきます。

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子どもたちのリクエストに応えて校長先生も飛び込みに挑戦しました!本気で子供たちと遊んでくれる先生方。先生もこの和合小学校の環境を楽しんでくれているのがひしひしと伝わってきます。大人が楽しむからこそ、子どもたちも生き生きと学校生活を楽しんでいる!本当にこの和合小学校は働く大人にとっても、学ぶ子供たちにとっても素敵な環境。なんたってこの川は学校のすぐ近く。歩いて行かれる距離にこんな素敵なクラブ活動ができる川がある恵まれた環境なのです。

授業もみんなで

クラブ活動だけでなく、全校みんなで受ける授業もあります。この日は地域の人を招いて、地域のことを学ぶ時間でした。ちょうど参観日だったので保護者も参加してこの地域のお話を聞きました。

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ぎゅっと集まってこれで全校生徒です。それぞれがそれぞれに存在感があり、学年は違えどみんなかきまざって遊んだり学びあったりしています。学年が違うからできることもできないことも違って当たり前という雰囲気があります。同学年だけの集団だと、大人も子供も、どうしてもみんなと同じようにできなくちゃいけない、やらせなきゃいけない、というプレッシャーがかかるように感じます。異学年だからこそ「みんな違ってみんないい」が当たり前になっている。これは小規模校ならではの良い特徴だと思います。

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去年転校してきた3年生の娘が、和合小学校について新聞に書いていました。一学年100人ぐらいいた学校から転入してきた娘には、この小規模校での生活はガラリと違って見え、そして学校によってこんなに違いがあるんだ!という発見があったことでしょう。今では、前の学校には戻りたくない!卒業まで和合小学校に通う!と今の学校生活を大いに楽しんでいます。

学校は地域によっても、規模によっても、同じ公立校とは言え、ずいぶんと環境が変わります。娘は山村留学をすることで自分に合った学校と出会えました。子どもも様々、学校もそれぞれの学校で伝統があり、新しい取り組みがあり、どこも同じではありません。ひとつの選択肢として学校を選ぶこともできる時代になってきたのではないでしょうか。

10月には東京で長野県の山村留学合同説明会があります。ぜひふらっとお立ち寄りください。

「信州で学ぼう!」長野県山村留学合同説明会

親子で山村留学


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