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私とカメラ

カメラを始めたきっかけ

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カメラを始めたきっかけは残り少なくなった育休中に娘との思い出をたくさん残そうと思った為だ。
私には上に6歳の息子がいるのだが、息子の写真は第一子ということで、それはもうiPhoneで何千枚も撮ってあるのに、娘の写真は忙しさにかまけて、数えられるくらいだった。
もし大人になったとき写真が少なかったら、悲しむだろう。
実際うちの弟は小学一年生の時の宿題で幼い頃の写真を持ってきて欲しいと言われた時、少ない写真しかなく、親になんで?と泣いて訴えていたのを覚えている。
娘にはそういう思いをして欲しくなく撮り始めたのだ。

撮り始めると。

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撮り始めると少しでも素敵な写真を撮りたいと花やお洒落な場所に連れて行っては写真を撮った。
遠くまで行って、写真を撮ることもあった。
今思うとSNSを意識しすぎていたんだと思う。この課題を初めて、写真とむきあった今、もちろんも花が咲いていれば花好きな私と娘はたくさん撮るのだが、あの頃ほどではなくなってきている。

自分の意見をいうこと。

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いい写真ってなに?と聞かれて、すぐには答えが出なかった。
元々書くことや表現をすることは好きな方だったが、いつからだろう、自分の気持ちを書かなくなったのは。
「言葉に責任をもつ」
この言葉を見たとき、あぁ、私責任を取るのが嫌になったんだ。どう思われるか怖くて否定されるのが嫌になったんだ。誰かを傷つけることも、理解を得ることもしたくなったのだと。
でも、相武えつ子さんのサークルに入ることができ、えつ子さんの考えに触れて少しは自分を取り戻してきたと思う。
どんなことでも受け止めてくれる人がいるということはとても心強いものなのだ。

どんな写真に心が動いたか?

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ふと、小さい頃の息子の写真を見返している時、離乳食で口の周りが緑になってる写真や洗濯カゴに入って電車ゴッコをしている写真。
初めてブランコに乗った写真など、ただただあの頃が懐かしくなるような写真に目が留まることに気づいた。
純粋に息子の成長を楽しんでいた写真たちだ。
どの写真も子どもは私を見ている。
じーっと確認するように。
私が見つめるより、子どもたちの方が私をよく見ているに違いない。目が合い、笑うと笑い。
怒ると困ったような顔をするのだ。よく私を見ているものだなぁと感心する。
どの写真も私の気持ちが蘇ってくる写真たちだ。

いい写真とは?

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私から出た結論は
「どんな写真でもその人の想いが乗っていればもうそれはその人にとっていい写真である。」
誰がなんで言おうと、私がその人が良ければそれでいいのだ。そこで気づいた。

私にとって写真とは?撮りたくなる瞬間は?

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子どもたちのために撮り始めた写真だったが、写真は子どもたちのためじゃなく、親離れして行ったときに私が寂しくないように撮る写真だったと。思い出したくなるような宝石箱を覗くような素敵な思い出がたくさん詰まっているであろう私と子どもたちの思い出。
私が歳を取ったとき、懐かしくなるような、ストーリがあるような写真をこれからは撮っていきたい。







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