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[#1] 結婚記念パーティの謎解き公演をほぼ1人で作り上げた話 【経歴, 依頼&顔合わせ】

こんにちは。こんばんは。カナンです。
普段はフリーランスとして、動画や謎解きコンテンツの制作をしています。

そんな僕が、なんと、とある方の結婚1周年パーティで行われる謎解き公演の制作をしちゃいました。
かなり晴れやかな舞台で行われる、一回きりの公演です。

そしてつい数日前にそのパーティが開催され、無事に仕事を終えることができました。

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この記事は、責任重大な仕事を終えてふと書きたくなった、振り返りの記事です。
ブログ的なノリもあれば、ガチで振り返って「ここが良かった」「こうすれば良かった」という分析もあればなど、内容がふらふらしますがごゆるりとお付き合いください。

また"1人で"とタイトルで豪語しているので、どんな紆余曲折が待っているんだ…と思った方もいるかもしれません。
しかし全体的にスムーズに事が進んだので、そういうのはほぼありません!僕が書きたくなっただけです。悪しからず。

経歴

軽〜くですが、自分の謎解きに関する経歴を書いておきます。

2018年4月ごろ〜
存在は知っていたがなかなか参加できなかった脱出ゲームに、友人を誘って参加してみる。ハマる。

2018年9月〜
某リ◯ル脱出ゲームの店舗でアルバイトを始める。
このときはあくまで現地スタッフであり、裏でアイテムを作ったりルーム型の案内人をやったりなど。(このときの経験が後にめちゃめちゃ活きてくる
本格的な謎制作はまだしていないが、趣味で数問作ってTwitterに上げる程度のもの。

2018年11月〜12月ごろ
かねてより仲良くしているタカタ先生から「子ども向けの算数謎解きゲームを作りたいんだけど、謎を作ってみない?」と言われる。テーマは対称図形。

2019年1月
対称図形の算数謎解きゲーム開催。一緒に考えたストーリーはベタで、展開も控えめのシンプルなものだったが、かなりウケた
このときの会場は探究学舎という塾の教室。後のメインの仕事先になる。

2019年2月〜
タカタ先生とともに、テーマを変えた謎解きゲームを3つほど制作。
その最中にタカタ先生から「東京に来ない?」と誘われる。どうやら探究学舎の授業コンテンツで謎解きをすることがあるらしく、謎制作要員が足りなさすぎるとのこと。
就活面倒だな〜とか大学院が続きそうにないな〜と思っていた僕は、それもありだなと思い始める。

2019年9月〜
大学院とアルバイトを辞め、上京して探究学舎と業務委託契約をする。
フリーランスとして、いろんなコネで謎を作ったり映像制作をしたりデザインをしたりするようになる。

依頼&顔合わせ

そんなこんなで2020年の2月。

仕事が落ち着いてきたころ、タカタ先生から一本のLINEが飛んできました。

5/22(金)夜に
友人の結婚パーティーで
謎解きコーナーを
やりたいらしく
それの謎制作をお願いしたい

んん???
しれっと書いてるけど結構重要な仕事降ってきてない???

とりあえず「内容や規模感によります」ということでグループLINEに入れてもらい、2週間ほど経ってオフでのミーティングが行われました。

駅からの出口で全員迷子になったり、僕と新郎新婦をつなげてくれたタカタ先生がオンライン参加ということで待ち合わせする相手の顔をお互い知らないなどグダグダ合流となりつつも、都内某所の飲食店に入店。

自己紹介を挟みつつ、
・新郎の太郎さん(仮名)
・新婦の裕美さん(仮名)
・僕
・タカタ先生(オンライン参加)
・式の担当スタッフの方(オンライン参加)
の5名でのミーティングが始まりました。

ミーティングが始まると、裕美さんから1つのpdf書類が渡されました。

どうやらお二人は2019年の5月に入籍しており、今回行いたいのは結婚1周年パーティであるとのこと。

読んでみると、どんなことをやりたいか、なぜ謎解きなのか、ゲーム要件の案などがまとめて書いてありました。めちゃめちゃ助かりました。

一部抜粋。

わたしたちのやりたいこと

今までダンスを通じて仲良くしてくれたひと、ダンスをすることを応援してくれたひと、ダンス以外の場で支えてもらったひとと楽しい時間を過ごしたい。
わたしたちふたりが主催したものが「あのとき楽しかったよね」とみんなの心に残る思い出になったら結婚した甲斐もあるのではないかと思っています。

…というのは建前で、
ダンスやってるところしか知らない友達たちと、ダンス以外のことをして楽しく遊びたい!
この機会に、踊ってるとき以外のみんなのいろいろな顔をわたしたちが見てみたい!

からです。(結婚パーティーならばこちらの都合だけで友達をたくさん呼びつけても許されると思っている)

僕「最高ですね」

結婚パーティという場を使って友達をたくさん呼びつけ、謎解きに巻き込んでまずはわたしたちが楽しみたい
そういうモチベーション、最高です。

なぜ、「結婚式」ではないのか。

端的に言うと飽きたから。

新郎新婦入場からの指輪交換、子供時代のスライドムービー、長い乾杯のあいさつ、余興の数々、家族への手紙、重い引き出物...
テンプレートどおりに進行する結婚式はまっぴらごめんです。
(※新婦の個人的な見解です)

僕「わかる〜〜〜〜」

いや流石に初対面の親密度で「わかる〜〜〜〜」とは言ってないですが、僕もそういうテンプレートはなんだか面倒だなぁと思っていたので「わかる〜〜〜〜」と心の中で叫んでいました。

なぜ、「ナゾトキ」なのか。

その日集まらないとできないことで、
空間や時間が限られている中で、
夫婦との親密度に関わらずみんなが盛り上がれる、

そして、わたしたちふたりのやりたい、「踊ってるとき見られなかったみんなの表情が見れる」コンテンツが、ナゾトキ・リアル脱出ゲームかなと思ったからです。

僕「よろしくおねがいします!!」

自分たちは何がやりたいのか。なぜ結婚式ではなく謎解きなのか。

これまでの要件を聞いただけで、僕は「この仕事を請け負おう」と心に決めました。

何より初対面からとてもフレンドリーでお話がしやすく、「この人たちとなら素晴らしい謎解き公演の制作ができそうだ」と思ったのが決め手でした。

まとめ

今回は自分の謎解き制作の経歴と、依頼を受けてから実際に顔合わせを行うまでについて書きました。

お二人のこのパーティにかける想いをガツンと受け取り、ここから公演の制作が始まります。

次回は謎解き公演で大切な部分、世界観の議論と設定について書きたいなと思います。

Photo by 角田大樹

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