お米が買えない?お米に購入制限が発生中
先週の土曜日に家族で外出をしました。ついでに食料品などの買い物をして帰ることにしたのですが、異常な事態になっているのを発見したのです。
最近娘が白米をしっかり食べるようになったので、お米の消費量が増えてきたので、お米を買うことにしたのですが、売り場で妻が放った第一声が「お米高すぎる!」でした。
前回購入したときには5kgで1,500円ほどで買えたそうなのですが、売り場に残っているお米はどれ2,000円を超えるものばかり。
さらに、一家族あたりの購入制限が設けられており、5kgのお米を1つしか購入することができません。
今まで普通に買えていたお米が品薄になっていることに大変驚いているので、今何が起きているのかを調べて見ました。
お米が品薄になっている背景
調べてみたところ、いくつかの要因が重なって現在のお米の価格高騰と購入制限が発生していることがわかりました。
まず一つ目は、コロナ禍が一段落し、多くの飲食店が営業を再開したことです。これにより、外食需要が急速に戻り、お米の消費量が増加したのです。特に、外食産業は大量のお米を使用するため、この影響はかなり大きいようです。
さらに、インバウンド需要が急激に高まったことも大きな要因です。コロナ禍が終息に向かい、外国人観光客が再び日本を訪れるようになったことで、ホテルやレストランなどでのお米の消費が増加しています。日本食が人気であることから、観光客の増加に伴い、お米の需要が高まっています。この結果、国内での消費量がさらに押し上げられているのです。
二つ目の要因は、昨年の夏の猛暑です。記録的な暑さの影響で、日本各地でお米の不作が報告されました。この影響で、品質の高いお米の流通量が減少していることも大きな要因です。特に、猛暑の影響でお米の粒が小さくなったり、品質が低下したりすることで、市場に流通するお米の量が少なくなってしまいました。この結果、価格が高騰し、購入制限が必要になっているのです。
令和の米騒動がおきている?
今回の状況は、1994年に発生した「平成の米騒動」以来の高値を記録しているとのことです。当時も異常気象による不作が原因で、日本中がお米不足に見舞われましたが、今回はさらにインバウンド需要の増加や外食需要の復活が加わり、複合的な要因が重なっているようです。
このような背景を知ると、購入制限や価格の上昇も致し方ないのかもしれません。しかし、日常生活において重要な主食であるお米が手に入りにくくなる状況は、消費者としては少し不安を感じます。これからもさらに価格が上がるのではないかと考えると、日々の食事の見直しや、家計のやりくりにも影響が出てくるかもしれません。
今年の新米に期待
今回のお米不足については、今年の秋に新米が収穫される頃まで続く見通しです。新米の流通が始まることで、価格が安定し、購入制限も解除されることが期待されていますので、美味しいお米が食べられるまでもう少し辛抱しましょう。
お米が手に入りづらく不安に思うかもしれませんが、私たち一人一人ができることとして、必要以上の買いだめをせず、節度ある消費を心がけることが大切だと思います。買い占めて転売するようなことだけは絶対にしないようにしましょう。また、お米に代わる食品を検討するなど、食生活の多様化も今後必要になるかもしれません。
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