「目地」の読み方... メジ?メヂ?
何気ない会話の中で、ふと話題になりました。
『「目地」の読み方って、「メジ」と「メヂ」どっちが正しいんだろう??』
確かに、各メーカーさんそれぞれですね。
気になったら調べたくなる技術担当Sです。
早速調べてみました。
「地」という文字が使われている言葉は、
「地下、土地」は「ちか、とち」
「地面、地震」は「じめん、じしん」と表記しますね。
「ぢ」と読むのはどんな時でしょう?
「地」という文字が出てきませんね。。。
もう少し読んでいくと、、、
ん?もともと濁っている?どういうことでしょう。
基本に戻って漢字辞典を調べてみると、
「地」の読み方・・・「チ、ジ」
「ヂ」はないじゃないですか!
ということで正解は「メジ」。案外あっさりした答えでした。
では、「メヂ」というのは誤りなのでしょうか?
いえ、日本のカナ表記にはもうひとつ、歴史的仮名遣いというものがあります。
古くは平安時代から、変化しながら昭和初期まで使われていた表記です。
「蝶々」が「てふてふ」だったり、
「恵比寿」が「ヱビス」だったり、
「ラジオ」が「ラヂヲ」だったり、、、出ました「ヂ」!
つまり「メジ」は、元は「メヂ」と表記していたのです。
まとめ
現代においては正式には「メジ」と表記するが、
歴史を考えると「メヂ」でも正しい、
ということになります。
レンガとは切っても切れない関係の目地、読み方一つでも歴史を感じますね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?