Note イソップ

イソップじゃなくて、スキップじゃなくて、何だっけ?
あ、イップスだ。
今私はイップスのような状態になっている。
オーケストラ楽団に所属し、楽器を演奏しているのだが、音が出せない。
きっかけは合奏中に怒られすぎたこと。
それによって場の空気がすごく悪くなったこと。
この2つだと思う。
最初は怒られすぎて身体が緊張状態になるところから始まった。
だが、ここでひけって音を出さなかったら負けというか、合奏に参加している意味がないと思い果敢に挑戦した。
しかし萎縮していることに変わりはないため、無様な音がでる。
勿論怒られる。
さらに空気が悪くなる。
この悪循環を数回繰り返した。
この時点で過呼吸になるのではないかと思うくらいには呼吸が苦しくなった。
そしてこの経験はトラウマとなり、合奏がない期間にひたすら思い出してはトラウマを煮詰めていった。
結果、合奏毎にどんどん呼吸は浅くなり、身体は硬直し、手が震え、音が出なくなっていった。

今日の合奏中なんて、出番もないところで右手の震えが止まらなかったし、よりハードになると考えられる、明日の合奏について考えるだけで涙が出てきそうだった。今も泣くのを我慢している。

私は「楽器の演奏」を20年近くやっており、その間、さまざまなコンクールや音楽祭、発表会、定期演奏会に参加してきた。
それでもこのような経験は初めてで、どうしたらよいのかわからない。
先輩に相談したところ、成功体験を積み重ねるしかないと言われた。

本番まで約1週間。一体どこで積み重ねたらよいのか。
とりあえず今分かっていることは、どんなに嫌でも明日の合奏にもいくしかないということだ。

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