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未来のために、私は踏み台になる。

こんにちは。

先日私のあるツイートにたくさんの反応がありました。

私が工学部に通う親戚の女子から言われた言葉です。

「彼女にこう思わせたのは私の責任ではない/マタハラは社会の責任」という励ましのお言葉をたくさん頂き、救われました。ありがとうございます。

私は新卒で就職した会社でマタハラを受けました。悪阻がひどくても「サービス残業をどれくらいしたかが貢献度になる」「あなたが定時で帰っているのを他の人が見たらどう思うか考えろ」とサービス残業を強要されました。

有休使って妊婦検診に通っていると「平日しか検診していない産院に通うのはいかがなものか。土曜やってるからここに通え(自宅から車で1時間半の産院)。」と転院を勧められ。

悪阻で有休を使う可能性もあったため、妊婦健診のための時間をとることが労基法で決まっているからと申請すると「検診のための無給の休みなどない。労基法より会社の規則が優先される。なにより前例がない。諦めろ。私も上に問い合わせない。」

…という妊婦に対するヘイトを煮詰めたものが具現化したかのようなマタハラ元上司に嫌がらせをされました。(本当はもっとあるけど、それだけで1つnoteが書けちゃうので…)

それでも更に上の上司から残業の免除は承認されていたので定時に帰っていると、産後まもないころ、会社から呼び出され「上司の指示に従わなかった。和を乱した。始末書にサインしろ。部署は技術職ではなく事務職に異動させる。勤続年数がマタハラ元上司に比べて浅いので言い分は一切聞かない。サインして反省するように。」と言われ、うつ病になりかけました。現在転職活動をしています。

私は修士過程を修了しています。大学院に進学した理由として就職に備えてというのもありますが、教授が私に合った方であったことと与えられたテーマとの相性が良く研究を続けたかったという理由もあります。

私は今後パート勤務か専業主婦になる可能性もありますが、大学院に進学したことは一切後悔していません。社会に出るのは確かに同級生よりも遅かったかもしれません。でも企業によっては修士課程を実務経験にカウントしてくださる企業もあります。また、あの2年間のおかげで「人生で一番頑張ったことは修士課程での研究です」と言えるほどの本当に貴重な体験ができました。

私のフォロワー様の中にはいろいろな方がいらっしゃいます。とても優秀な学歴の方やすごく強い資格をお持ちの方、育児家事をしながらお仕事されているワーママの皆様。でもそんな方々からもマタハラやマミトラの被害を聞きます。すごく悔しく残念に思います。だんだんと女性の待遇も上がり、働きやすくもなってきていると聞きます。私も我が子が社会に出る頃にはマタハラなんて無くなっていてほしいと思います。でも心のどこかで、明日にでもマタハラが厳罰化され、被害者ではなく加害者が罰せられる世の中になっていてほしい。泣き寝入りしなくてよい社会になっていてほしい。私もそんな世界で生きてみたい。そう思わずにはいられないのです。

私は日本のことをマネジメントが下手くそな国家だと思います。どれだけ優秀であっても妊娠したら悪待遇も受け入れなければならない。本人の希望もあるかもしれませんが、優秀なのに活躍できていない女性はたくさんいます。非常にもったいない。妊娠出産を経験しても働き続けることのできる環境を一刻も早く整えてもらいたいです。

私は入社する会社を間違えたけれども、後に続く女性たちにはこんなつらい思いをしてもらいたくない。マタハラ被害者からの願いです。