詩-320

｢高円寺｣

知らない街並みに

少し不安を感じた

鳩たちが集う広場で

ベンチに座り眺めていた

寝てる人やスマホいじってる人

喫煙所にいる人たち

若者やお年寄り

いろんな人たちが行き交う街

地元とは全く違う世界

だんだん胸が踊りだした

どこか懐かしいアーケード

潜り進むその先には

どこか懐かしい商店街が

拡がっていた

人の話す声や食べ物の匂い

まるでドラマの世界

そして行き着いた先は

どこか懐かしい喫茶店

たくさんのうたが

生まれたこの場所に

1人座って眺めていた

そして浮かぶ言葉たち

一つ一つ紡ぎ描く

ぼくの旅の詩

また必ず帰ってくる

この場所へきっと 

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