キャンプとマンション ~ 自宅から駐車場までどう運ぶ? ~
こんにちは。サカイです。
今回はキャンパー目線から見たマンション生活の、主に荷物の運搬について書いていきたいと思います。
キャンプを趣味にする方でこれから家を購入される方や、既にマンションやアパートなどの集合住宅にお住まいの方が読まれると参考になる・・・かもしれません。
キャンパーにとって最良の住まいとは?
まずマンションの話をする前に、キャンプを趣味にする上で最良の物件条件をあえて断言させていただきますと、
「大きいガレージと庭がある一軒家」
です。(※あくまで私見ですが)
ガレージはランドクルーザーやジープのような大型車を駐車することができるかつ、余裕ある作業スペースと収納を併せ持つような巨大なものが望ましいですね。作業用の机と椅子があれば仕事も可能です。そこまでいくとあとは家にトイレや風呂・キッチンといった水回り系さえあれば生活できちゃいます。
庭はテントやタープの乾燥やギアの清掃に使います。庭でBBQをすることはご近所さんの理解を得ることが必須なので、筆者自身はあまり重要視していませんが可能なら楽しいですね。
もちろんガレージが無くても庭に物置があればいいですし、室内に収納スペースがあれば問題ありません。ですがガレージの利点は車からゼロ距離で荷物の搬入ができることと、多少泥臭い荷物も気にせず収納できることでしょう。作業スペースがあればギアの塗装や製作などのなかなか室内では難しい作業も可能になります。
生まれてからマンション生活しかしたことない筆者にとっても、ガレージと庭がある家は本当に憧れます。
でもマンションに住むしかない・・・
そうはいっても住まい選びには費用や仕事、家族の事情などなど制限がいっぱい。実際キャンプの優先度なんて高く置けない方がほとんどではないでしょうか。
筆者は5年ほど前に家を持とうと決意し、物件探しをした時期がありましたが結局マンションを選びました。
まぁ一軒家にしなかった最大の理由が理想の家を建てようとするとお金がいくらあっても足りなかったからなんですけどね。
駅近で夫婦の職場からも近くガレージも庭もあってとなると・・・宝くじ当たらないかなって本気で思いました笑
結局、立地や将来の子育てを考えて今のマンションになりました。それも嫌で嫌でしょうがなくではなく、それなりに納得しています。「住めば都」とはいったもので、工夫すればマンションでもキャンプを趣味にすることは十分に可能です。
ではどんな工夫が必要なのか・・・それは自宅(部屋)から駐車場までの運搬作業をいかに効率良く済ませられるかにかかっています。
キャリーカートを使いこなそう
なぜ一軒家に較べてマンションはキャンプに向かないのか、その最大の理由は「自宅から駐車場までが遠い」ことだと思います。
一般的なファミリーキャンパーの荷物の量はとても一回で運びきれるものではありません。しかもキャンプギアは重いことが多い・・・運び手が何人かいればいいですが、小さいお子さんがいるご家庭だとお父さんが荷物運びを一手に担うことも珍しくないはずです。一人で何回も往復した結果、いざキャンプに行く前に疲れ切ってしまうなんてことは避けたいですが経験したキャンパーも多いはずです。
そうした苦労を少し減らしてくれるのがキャリーカート。カートにも色々ありますが、キャンプギアを運ぶには車輪が4つ付いたワゴンタイプのものがベストです。筆者は3種類のカートを所有し状況によって使い分けていますが、基本はワゴンタイプのものを使っています。
筆者の部屋は駐車場から一番遠い位置にあり、廊下もまっすぐではなく途中クランクもありますが、永年の修行?により一度も壁にぶつけず駐車場まで辿り着くことができます・・・というかこれは最低条件ですかね。
自分のせいでマンションが傷ついていくのは気持ちよくありませんし、そもそも廊下やエレベーターは「共有部」であって自分だけのものではありません。万が一修繕積立金を取り崩すようなことがあっては他の住民に多大な被害を与えます。その後のマンション生活に影響を与えるので細心の注意を払って運搬しましょう。
他にはマンションのエレベーターの癖(ボタンを押してから扉が閉まるまでのタイミングとか)を把握しておくのも大切です。乗り降りに時間がかかると他の居住者に迷惑が掛かってしまいます。
また、共用部分の扉が自動ではない場合はドアストッパーを使うと便利です。いつでも使えるようにカートに引っ掛けておくといいかもしれません。
少し説教臭くなってしまいましたが、気をつけて使えばカートは本当に便利です。カートの積載テクニックについてはまた別の機会に紹介できればと思います。
なお、エレベーターの無いマンションでは使うことが難しいのでキャンプギアは車に積みっぱなしか、現地で借りるといった別の手を考えることになります。
キャンプギアの収納はなるべく玄関から一番近い部屋
自宅の荷物をカートに載せる場合、おそらくほとんどの方が玄関で行うと思います。なので効率良く荷物を運搬するためにはおのずと玄関から一番近い部屋にキャンプギアを収納した方が良いということになります。
しかしこれも家族の理解が得られないと難しい場合があるので、せめてカート本体と重いテーブルや焚火台などは玄関から近い部屋に置ければいいですね。
また、キャンプギア自体の軽量化もマンションキャンパーにとっては重要です。軽くてコンパクトなギアであれば、カートを使わずにバックパックに押し込んで背負うことも可能になります。
ちなみに筆者は思い切って玄関から一番近い部屋をリフォームして土間にしました。
土間の定義を詳しく語ることは専門外なので避けますが、筆者の場合は土足のまま入ることができる玄関の延長上の部屋というイメージでリフォームをお願いしました。
土間は絶対に必要なものではありませんし費用もかかるので設置はその人次第ですが筆者は非常に満足しています。
この土間についてはまた別の機会に詳しく紹介したいと思います!
キャンプとマンションの可能性
最後になりますが、マンションの可能性とメリットを書いていければと思います。
今回の記事を読んで「やっぱりマンションって不便?」と思った方は多いはずです。てか僕自身が書いててそう思いました笑
しかしキャンプを抜きにすればマンションを選ぶメリットはたくさんあります。管理人の存在や警備体制、修繕・清掃の手間などですね。この辺は専門外なので他の方の記事を参考にしていただければと思います。
そしてキャンパー目線からマンションの可能性を考えると、キャンプコミュニティの形成が鍵になると思います。要はマンション内でキャンプを趣味にする人を見つけて友達になっておこうということです。
これの何がいいの?って話ですが、わかりやすいのが情報と道具の共有化ですかね。
恐らくキャンプを始めた方全員が「自分の家から一番近くて便利で楽しいキャンプ場はどこ?」って考えて探したことがあるはずです。これはネットでいくら探しても答えは出ません。道中の買い出しスポットや温泉含めて、結局は行ってみるしかないんです。それでももし同じマンション内にそのキャンプ場に行ったことがある人がいれば、ものすごく価値の高い情報が得られるはずです。写真などの記録も共有できるといいですね。
また、最近のキャンプギアはおしゃれで機能性も非常に高いものが多いですが、その分価格が高くなっている傾向にあります。クーラーボックスなんて今人気のものは同じ価格で家電とか家具が買えちゃいます。こうしたものも使う機会が被らなければ共有することができますね。
キャンプギアのシェアについては全国的にサービスを展開しているものが既にありますが、全く知らない他人よりは同じマンション内に暮らす知り合いの方が、貸す方も借りる方も気が楽なはずです。
いつか自分もマンション内でコミュニティを作ってみたいと思っています。進捗について紹介できる時が来るかどうかは・・・わかりません笑
おわりに
色々書いてみたつもりですがいかがだったでしょうか。キャンプと暮らしは限られた環境でどれだけ快適に過ごせるかを考えることが多いですが、結局は「まぁいっか」と心に余裕を持つことも大切なんですよね。
次回はキャンプとリフォームについて書いてみようかと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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