早く教えて欲しかった「女性の性教育」3選
今回は30代になり、改めて日本の「性教育」について考えてみたいと思います。願わくば、10代の女の子たちや、男性にも知っていただきたい情報です。
※注意※
この記事では、いろいろなお薬のメリットを紹介しています。
しかし、お薬を勧めるものではありません。
万が一の時の選択肢(知識)として、知っておいていただけたら幸いです。
最近、コロナ渦でちょこちょこニュースになっていたのが、
「未成年の妊娠」です。特に緊急事態宣言中で、学校が休校になってしまった学生さんの生活などがフィーチャーされていました。
しかし、この報道に対しての海外からの反応は意外なものでした。
「先進国である日本で、どうして今更こんな問題が起こるのか?」
「性教育はしていないの?」
「ある意味、『性』に対してオープンで、
性風俗産業が盛んなのに、どうしてそのような知識がないの?」
などでした。
このような声を聞いて、
今回は、私の学生時代(特に初等教育〜高等教育)の性教育を振り返り、
今、30代になって、「これ早く教えてよ〜」というものを
3つフィーチャーしてみました。
共感してくださる方、いらっしゃると思います!
1. アフターピル(緊急避妊薬)
これは、最近では多くの人がご存知ですよね。
性交渉後の避妊薬です。
薬の種類にもよりますが、性交渉から72時間以内に摂取する必要があります。
すぐに飲むほど、避妊の確率は上がります。
アフターピルは、排卵を抑制して、卵子の着床も防ぎます。
しかし、100%ではありません!注意しましょう。
日本での認可は、2011年におりたそうです。
(あっ、私もう社会人だ。。。そりゃ知らないよね)
まだ日本では偏見がありますね。
「遊んでる人がのむ薬」
「こんな薬があると、安易に避妊具なしで性交渉をする人が増える」など。
この偏見に加え、若者にとって、アフターピルへのアクセスに障害があります。
それは、「価格が高い」ということと、「薬局で買えない」ことです。
一般的に、アフターピルの値段は、6,000〜15,000円ぐらいです。
学生が緊急ですぐに出せる金額ではないです。
そして、アフターピルは、薬局などで簡単に手に入れることができません。
専門の病院やクリニックへ行き、問診を行い、医者に処方してもらいます。
中高生の女の子1人で行くには、勇気が必要ですね。
実は、私も過去、避妊に失敗し、翌朝急いでクリニックを探したのを
覚えています。都内に住んでいたのが幸いし、アフターピルを扱っている
クリニックはすぐに見つかりました。
予約もすんなりだったので、ラッキーでした。
レディースクリニックへ行ったことがある人はわかると思うのですが、
都内のクリニック(私が知る限り)は、プライバシーを守るために、
待合室がなく、個室ブースがあったり、仕切りやカーテンで他の患者さんと
会わないようになっていました。初めは恥ずかしさがあったので、安心でした!
そして、問診!
問診で、恥ずかしいことを聞かれるんじゃないかとドキドキしていたのですが、
問診では、生理不順かどうかや、薬へのアレルギーなどさらっと聞かれ、
あとは先生が、アフターピルの仕組み、のみ方を丁寧に教えてくださいました。
「えっ?そんな感じ?」あっさり終了。
幸い、私は副作用もなかったです。
(中には、吐き気などの副作用が出る方もいるようです。そうなった時に、どこに連絡すればいいか、担当の先生に確認しておきましょう!)
2. 低容量ピル(経口避妊薬)
「ピル」と聞いて、皆さんはどんなイメージがありますか?
私も初めはいいイメージはなかったです。
ピルは「避妊をするもの」としか思っていませんでした。
しかし、実際は違います!
もちろん、「避妊」が最大のメリットではありますが、
他にも女性にとってもメリットはたくさんあります。
・生理痛の緩和
・PMS(生理前のイライラなど)の軽減
・お肌の調子を整える
・生理周期を安定させる
・生理周期を調整する など。
いや、これ誰か教えてよ。。。
学生時代の苦痛は何だったんだ?
私が、低容量ピルを使用し始めたのは、20代後半。
目的は、PMSや生理痛の緩和と避妊。
(※彼の名誉のために:彼はしっかりコンドームを使用していましたが、
念には念をということで、私が決意)
もちろんお薬ですので、体質によって合う合わないがありますが、
私の場合は、いいことしかなかったです。
私の体に起きた効果
・生理痛(腰痛、頭痛、吐き気)の緩和
まったくなくなったというわけではないです。
・生理周期のコントロールができるようになった
私は、生理周期がきっちり28日だったので、関係ない効果かなと
思ったのですが、飲み方を調整し、旅行へ行く時、脱毛サロンへ行く時に、
生理が来ないように調整していました。
・肌の調子が良くなる
吹き出物ができなくなりました!ほんとびっくり!
私の周りには、生理痛で部活や学校を休む人、無理やり学校へ来たり
会社へ行き、途中で倒れてしまう人など、生理痛が酷くて、生活に支障をきたす
友達もいました。
少しでも女性が暮らしやすいように、
「ピル」= 避妊! の考えが、そろそろなくなってくれることを願います。
3. 婦人科の病気
皆さん(女性陣)は、会社に入って、会社で年1回の健康診断を受ける際に、
婦人科系の検査をしていますか?
例えば、下記のようなものは基本的に、定期検診をしている病院だとありますね。
・マンモグラフィー
・エコー検査
・子宮頸部細胞診
もちろん、上記の検査はオプション。自己負担です。
私の経験からですと、3,500-5,000円ぐらいが相場でしょうか。
しかし、20代でも受けてください!
私は30代ですので、同世代の友人たちは、結婚し、子供を考えています。
しかし、そんな時に婦人科の病気が見つかるケースが多いです。
私も20代の時は、全く気にしていませんでした。
「もっと歳を重ねたら、受けよう」というノリでした。
しかし、私の友人の中で、
・妊活をはじめて、子宮内膜症が発覚
・妊娠できない。タイミング法など試したがダメ。
そんな時に女性側の不妊が発覚。若い頃からの生理不順を放置していたそう。
などなど。
意外と身近であることがわかりました。
私はその友人に勧められ、タイミングをみて年に最低1〜2回は、
婦人科の検査を受けています。
(というのも私は将来的に、子供が欲しいので。)
確かに、お金がかかってしまうことなのですが、健康にはかえられません!
公益財団法人日本産科婦人科学会のホームページに、
病気名などが、まとめられています。
時間のある時に、ぜひチェックしてみてください!
↓
http://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=17
ーーーーーーーー
いかがでしたでしょうか?
同世代の方は、共感する部分があったのではないでしょうか?
もし、この記事を読んでくださった男性の皆様も、
是非、恋人、奥様、娘さんにそっと教えてあげてください。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
G.