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短編小説

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無料でお読みいただける短編小説集です。ジャンルは雑多。気ままに書き殴ったものもあり。一人称も三人称もなんでもござれ。途中で急遽途切れるものもあり。少しでもお暇つぶしになりますよう…
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2023年3月の記事一覧

不定期更新小説「パンイチ宰相」

降ってきた気まぐれ短編ラノベ( ゚∀゚) 多分、疲れてた。 あほなことしか書いてないよ〜 ***** 【第一話】 ***** 「この度は御国に多大なるご迷惑をお掛けしたこと、誠に申し訳ありませんでした。心よりお詫び申し上げると共に、貴女様を生涯に渡り、我が国で手厚く持て成させて頂きます事、ここに誓約させて頂きます。さて、こちらに揃えましたる我が国の精鋭は、貴女様から向かって右より、国王、国王補佐官、翼竜師団長、魔法士団長、外交大臣……いずれも由緒正しき貴族であり、若くして

不定期更新小説「パンイチ宰相」2

*** 第二話 ***  ところでどうして田舎の野良娘、エメルがこの国で歓待を受けることになったのか。簡単に言うとエメルは竜人国からの、要請でやってきた。この度の詫びとして、そちらの王族の、娘を一人だけ預かろう、と。  エメルの国と竜人族の国は、大きな山脈を挟んでお隣さんだ。そこを狡い人族がこっそりと、隧道開通を目指してコソコソやっていた。間違いなく条約違反であるが、いつになっても隧道(トンネル)が開通しないので、焦れたお偉いさんが爆発物を使わせた。  ちゅどーん、である。

不定期更新小説「パンイチ宰相」3

 パンイチの宰相さんは、家の中でもパンイチだった。  そしてパンツの柄は、縦縞が多いようだ。それも爽やかな水色系で、並べたらグラデーションで綺麗だろうなと思うほど。  バリエーションが豊富らしい。そこはこだわるタイプと見た。  好みはトランクス型。ブリーフ型やボクサー型のピッタリタイプではないらしい。  おかげでエメルは股間のもっこりに、気を取られることはないけれど、パンツの柄の色が毎日違うので、楽しみになってくるというか、気になる対象にはなってしまう。  どうしても。  た