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ポジティブ

今日は 世界対がんデー(WorldCancerDay)だそうです。

私は2010年1月に子宮体がんが見つかり、入院・手術してその後は通院で化学療法(抗がん剤治療)。その後は服薬を2年間やって、経過観察を経て2015年11月に通院終了に伴いがん患者を卒業。いわゆるキャンサーサバイバーってやつですね。再発・転移もなく、今はのほほんと生きてます。

そもそものきっかけは、生理不順と重い腰痛と繰り返す貧血。
生理不順に関しては生理が始まった頃からの長い付き合いで、何度か婦人科へ行ったけど結局解決にはならず、もはや自分はこういうものなんだと思ってあきらめていた。
重い腰痛は、午前中は平気なのに夕方になると仕事できないくらいずっしりとした痛みがやってくる。整形外科やマッサージなどいろいろやってみたけど改善しなかった。
貧血は、献血の回数を増やすことがお楽しみだったのに、検査でひっかかって出来なくなることが増えた。
この3つの要因から婦人科系疾患の可能性を考えたけど、婦人科へ行こうと決意するまでにずいぶん時間がかかった。過去の婦人科通院は効果がなかったし、検査にも抵抗あったしね。

ようやく意を決して近所の産婦人科へ行ったら、エコー検査で子宮の腫れが発覚。
「悪性の可能性もあるので大学病院への紹介状を書きますね」
と言われた。腰痛対策のつもりが思わぬ方向に転んでしまった瞬間だった。
大学病院でCTやMRIなどいろんな検査をした結果、『子宮体癌III期の疑い』という診断で入院・手術が決まった。
ぶっちゃけ、この『がんかもしれない』の時期が心理的に一番きつかった。そして診断結果で『ほぼ間違いない』となった時点で、なんかもうふっ切れた。そこからはなぜか無駄にポジティブシンキングになった。同じ病気の経験者のブログでいろんな情報を得ていたので、落ち着いたら自分もブログを書こうと思って記録用の小さなノートを買った。

入院・手術のあたりは書き始めるとキリがないから省略。ただ、手術後初めての食事に出た重湯がまずかったことだけは記しておく。味がないってホント味気ないものなのね~。
退院後に聞いた病理診断でリンパ節への転移がないことが判明した時点で、無駄にポジティブな私はたいした根拠もなく『この勝負、もらったな』と思った。
その後の化学療法で髪がいくらでも抜ける時期はさすがにへこんだりもしたけれど何とか乗り越え、経過観察も5年前に終えて現在に至る、と。

そんな私から言えることは、自分の身体で異変を感じたら早いとこ診てもらうことと、どこもおかしいところがなくても健康診断や人間ドックは定期的に受けましょう・・・ってなことくらいでしょうか。何事も早めの対応が大事だよ~!

【おまけ】昔の闘病ブログ(現在は更新停止中)
http://camo13145.blog28.fc2.com/

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