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13 | 美しい言葉はどこから -川内有緒さんとのTea Party-

今日は朝9時からから自分で企画していたzoomで有志を募って動画を見ながら筋トレをする会に堂々と寝坊し(本当にごめんなさい)、10時前に起床。

「やってしまった。。。」と、トボトボと朝ご飯の目玉焼きを焼き、トーストを口に運ぶ。

たらたらしてる暇はないので急いで、お湯を沸かし去年インドで買ってきた紅茶を入れる。

朝起きてから約束の筋トレの寝ぶっちしてしまったことを謝罪してからここまでなんと、20分!

現実の慌ただしさはさておき、アールグレイティーの香りで気分は優雅な感じ。

そう。

なぜ、いつもは入れない紅茶を張り切って入れたのか。

今日は10時半からノンフィクション作家の川内有緒さんとのZoom Tea Party 会だったんです

私が去年までインターンをしていたe-Educationの創業者である篤さんから、電話で川内有緒さんとzoom会するからと事でお話を伺い、是非参加したいです!と便乗させていただいたのでした。

これまで有緒さんの本を読ませてもらったことがなかったのだけれど、これを機会にと、昨日有緒さんのnoteを読んでいました。(現在noteで「晴れたら空に骨まいて」の一部が公開中)

あったことを淡々と伝えているはずなのに、その言葉に人らしい温かみがある。細やかな描写から生活感が見えて有緒さんの感情が見えているような感覚に駆られる。

有緒さんは、アメリカの大学院を卒業され、そのまま現地のコンサルティング会社に就職。その後日本のシンクタンク系の会社でお仕事をされた後、国連のユネスコでも働かれてきた。その後、パリでの国連職員としてのポストを離れ、フリーライターをされている。お子さんが1人いて、休日はDIYを楽しまれているとのこと。

その興味深いキャリアにもいろいろ疑問が浮かぶ。そんな疑問や感情を胸に、迎えたTea Party。

いざZoomで有緒さんにお会いしてみると、笑顔が素敵な女性で画面越しで伝わってくる全てを包み込むような包容力。そして、お話を聞いているとたまに見える気持ちのいい奔放さ。

この方があのnoteの言葉を書いていたんだと納得させられる画面越しに伝わる温かみ。かっこいい人だなあ、この方が書いた本が純粋にちゃんと読んでみたい、そう思わされました。

心に残ったこと2つ

今回、そんな有緒さん本人から「書くこと」について、お話を聞いた中で心に残った言葉二つ。

「読み手を置いていかない

この言葉の選びがもう優しい。

自分が書きたいことを書くのはブログ。それはそれはいいけれど。誰かに読んでもらうものを書くときには「読み手を置いていかないこと」

長い文章は誰でも読むのが疲れるし、それを理解した上で最後まで楽しく読んでもらえるように書く。

読み手が初めて読むことを考えて、自分が書くことを知る前の自分に戻って想像して書くこと。それが書き手として、真っ新な状態から本を読む読み手のことを想定して書くということなんですって。

「かっこつけない」

多くの人が、文章を書くときに見られるかとかどう思われるかとか考えちゃうと思うんです。これが良くないらしい。

かっこつけずにいかにしてありのままの自分を見せられるのかということなんだそう。これもいうのは簡単だけどなかなか難しい所。

普段、大したことない冗談しか言ってないのに、note もブログに書くときはなんだか張り切って、かっこつけようとしてしまう自分いるな~ 笑

恥ずかしい自分を思い返しながら聞いていました。

でも、有緒さんの話を聞いて、そういう普段の感覚も含めた文章の方が自分の色がが出ていいのかもしれないのかななんて。

この「かっこつけない」っていうのは自然体で生きたいとおっしゃられている有緒さんらしい言葉だなって思いました。

「かっこつけない」「読み手を置いていかない」っていうのは両者とも

1番に読み手の存在を思いやって書くということなのかな。

というわけで有緒さんの本は、早速「パリの国連で夢を食う」と「バウルの歌を探しに」をで購入。

作家さんの本となると、作品を読んでから気に入った作品はその作者のことを知っていくことばかりだったけれど、今回はその逆だからなんだか不思議。

先に、その言葉を紡ぐ人を知るのか。人を知ってから、その人が紡ぐ言葉を味わうのか。またそれで本の印象も変わるのかもしれない。

有緒さんはこんなことやあんなことを考えながら書かれたのかな~なんて作者の目線を想像しながら読書するのも楽しそう。

素敵な機会を作ってくださった、篤さんと健さん、そして有緒さん感謝しないと。

寝坊で始まったコロナGW初日でしたが、やりたいことが増えてハッピー。


ここまで読んでくださりありがとうございました。


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