買わないといけない本
尊い。
これの存在は知っていた。
前のやつは本棚に入っている。
星野源「いのちの車窓から」
エッセイ集というやつである。
好きなわけではない。星野源。
すごいひとだとは思う。多方面で活躍されている。知識、好奇心、行動力、分析力、等々どれもずば抜けている。好きじゃないけど。
嫌いなわけではない。ただ私の好みではないというだけで、リスペクトの気持ちはとてもある。
そんなひとのエッセイ集があるらしい。
でも別に好きなわけではないので、特に欲しいとは思わなかった。
では、なぜ買ったか。
惹かれるタイトルがあったから。
「新垣結衣という人」
はい、即決です。
ネタバレは避けるけど、いいエピソードだった。
お互いのお人柄がよく伝わってくる。
他の章も、それぞれ短いというのもあるけど、文章が読みやすい。馴染みない私でも面白く読むことができたから、買ってよかったと思っている。
で、今回はそれの続編がでるらしい、とのこと。
ふーん、くらいに思っていた。
でも昨日ある文言が目に入った。「新垣結衣のファンは買え」という類。
あ、買わねば。
今日届いていた。
時間的にも体力的にも全部読むのは難しかったので、問題の(?)章と思われるところを開いた。
尊すぎる。気づいたら泣きそうになっていた。
ときどきお二方のエピソードは、ラジオで話題になったりすることがあってチェックするけど、本当に尊い。
ひとことで言えば仲が良い、なんだけど、
何となく、お互いが素でいられるんだろうなというのが伝わってくるし、何より波長が合うんだろうなと。
それで、その素の状態がそんなに尊いんですか?
本当にどうなっているんだ。むしろ引く。前のめりに引く。それは矛盾。それくらいの破壊力はある。
そして、そういうことよな、とも思う。
尊いですね、本当に。
買ってよかった。