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やっぱりわたしは、FUJIFILM~X-E4レンタル体験記

さて、寝ても覚めても?興奮冷めやらず、X-E4とX-S10にもう一度さわってみたいわたしは、数日経たないうちにまた家族を連れてImaging Plazaに行ってみますが残念ながら定休日(火曜日でした)。


がっかりしたものの、ついてだからと近くの大手電機店に行ってX-S10の展示品を見て気持ちをなぐさめていると、店員さんが「今日ならこの価格でX-S10ダブルズームキットを販売しますよ!おまけも○○と◆◆と付けます!」と、ポイントを差し引きすると価格コムレベルのお値段を提示してきます。

慌てて離れた場所にいたオトさんに『どうしよう。買うべき?』とメールしたら

『さすがに焦りすぎ。ちょっと待て。』

と冷静なメールが返ってきました。そりゃそうですよね。


久しぶりの大型電機店の散策で、わたしが危うく衝動買いしそうになっている間、FUJIFILM以外のカメラも色々見回っていたオトさん。

一旦購入を保留したわたしに、もっと広く目を向けたほうがいいんじゃないの、と他のメーカーを勧めだしたので、一応見てみるものの、すっかりFUJIFILMモードの私には残念ながらそれを超越するものがありません。

おまけにライカの10年ほど前に製造された中古品を見つけると、自分がハマってしまって「ライカやっぱカッコいいなぁ~。ライカにしたら?」と勧めてきますが、それじゃ(オートフォーカス遅そうだから)一番の目的であるコッコは撮りにくいでしょ、とあっさり却下します。


どうも、オトさんはわたしが(本格カメラという点で)初めての一台に選ぶ機種としてはX-E4にせよX-S10 にせよ値段が高すぎるように思っているようです。


オト: 「そこまで(お金を)どうせ出すならNikonは?カメラ本当にやりたいならNikonというよ?」

メィ: 「それってフルサイズ機なんでしょ?重くて持ち出し億劫になりそうじゃない」

オト: 「SONYは?」

メィ: 「メーカー的に相性悪いの」

オト: 「Panasonicの LUMIXは?ライカレンズ作ってたよ、パナライカ。コレ(たしかDC-GX7MK3Lだったと思います)なんかライカのレンズキットでイイじゃない」←またもライカ推し

メィ: 「LUMIXはルミコ(←友人、仮名)が『LUMIXはワタシのためのカメラ♪』って言ってたのがチラつくからナシ」


とまぁ、オトさんは初心者にとって充分すぎるほどのカメラを探し出しては勧めてくれますが、全くロジカルでない(そして検討中の皆様にとって全く参考にならない)理由でFUJIFILM以外受け付けないわたし。


でも、ちょっとその辺を掘り下げていくと、特にSONYとPanasonicに関して、機能・性能面はきっと素晴らしいと思いますし『子どもを撮る』点では色々FUJIFILMに勝っている面も多いんじゃないかと思うのですが、それが色濃く出すぎていて型にはめられたようなと言いますか「ザ・パパママ向け」的な訴求が強すぎて、わたしにとってなんとなく息苦しいんです。(PanasonicはLUMIXというよりもビデオカメラの印象ですよね、きっと。)

なんとなく、「親なら子供をこう撮りたいよね!」という写真を押し付けられているような感じ。こういうの共感される方いますか?日頃から気軽にカメラを楽しむ、というより、子供の非日常の空間(行事とか)を記録するためのもの。

撮れる写真は現像の手法次第でいくらでも雰囲気は変えられるとも思うのでわたしの先入観でしかないのですが、空気感にゆとりや遊びがなさそう、といいますか。品行方正よりも多少ユルくしたいというか、ユルくてもOKだよね、みたいな。

本当、何にも知らない人間が何偉そうに語っているんでしょうね。


とにかく、子どもを撮るのは今のわたしにはとっても大きな目的だけれど、もっと自由に、子どもが離れてからも末永くカメラのある暮らしを楽しんでいきたい。


そのためには、FUJIFILMが一番合っている気がするのです。


というわけで、オトさんは他メーカーのカメラをわたしに勧めるのは一旦諦めて、今度はFUJIFILMの旧機種やエントリーモデルを勧めてくれますが、とはいえ今回最優先すべきは被写体として難易度の高い子どもの撮影をメインに考えてのカメラ選びです。

(↑FUJIFILMじゃないとイヤだけど、子どもの撮影はしっかりしたいという、SONYやPanasonic、オリンパスユーザーさんたちに怒られそうなチョイス)


わたしがX-T30のレビューを読んで『後継機に期待しよ』と思っていたことや、Aシリーズも静物や風景メインなら全然アリですが子どもを撮るには心許ないな気がして、ここで妥協して購入したら結局『スマホカメラでいいかー』なんてことになりかねません。

(それでも、オトさんから「X-E3は?」と聞かれたときは正直揺れました。が、こちらは既にX-E4の賛否両論の事前レビューから、前機種だったらどうかなとX-E3の価格情報を既にリサーチしており、その時点ではなんとX-E3のほうがE4より値上がりしていたのです。ということで少し気になりながらも除外済。)

いくらオトさんでも、今回ばかりはわたしの強い思い込みに勝てないようすです。


そんなこんなでX-E4も無事発売された週の土曜日、もういちどX-E4とX-S10に会いたくて(?)FUJIFILM Imaging Plaza 大阪へ。

X-E4の好調な売れ行きが気になりつつ、初期ロットに手を出すのも怖く(←高額製品の初期ロットは避けたいタイプなのです、iPhoneしかり)、一方でコッコの行事が近づいてくる中でX-E4の次の入荷が1,2か月後とかあったよね。。。となると、ここはやっぱり初志貫徹でX-S10か・・・とまた2機種を前に悩んでいたら、スタッフの方に「レンタルサービスがありますよ。当日でもお貸出しできますので是非」と勧められます。ちなみに前回熱く語ってくれたスタッフのYさんはいらっしゃらないようでした。

ショールームをうろうろしていたオトさんに、「当日でもレンタルできるんだって」というと、「じゃ、せっかくだし借りたら?」と返してきます。


そう?またオトさんもコッコも付き合わせてしまうけど、いい?と思いつつスタッフさんに

「では、X-S10お借りすることはできますか?」

すると、

「すみません、今X-S10はあいにく出てしまっているんです。。。でもX-E4ならありますよ!」


あらま、じゃなくて、X-E4、新製品なのにもうレンタルできるの?!


とビックリ(でも考えてみたら、新製品ですものね、どんどん試してもらってどんどん購入してもらおう、ということかしら)。


レンズは、せっかくなら神レンズと呼ばれるものも試したい気もしましたが、X-S10のダブルズームレンズセットであるらしいXC15-45とXC50-230をお願いしました。


こうしてレンタルに必要な書類を記入したり免許証をコピーしてもらったり手続きしてもらうものの

「あの、今日お借りするなんて全く想定していなくて、カメラ用のバッグとかストラップとか全然ないのですが、、、カメラと一緒にそれらもお借りすることはできますか?」

そうなんです、本格カメラを持ったことがないので、せっかくお借りするものを問題なくお返しできる装備がまるでなかったのです。

「ちなみにこちらの機種って、、SDカードがなくても本体でデータを多少保管できるのですか?」

「いえ、SDカードがないと保存できないですね。今は本体で保存できるタイプはほぼないのです」

あら、残念。今時のカメラってそうなのね。SDカードも持ってきていないわ。


それでも、実際外に持ち出して試させていただけるのはありがたく、おそるおそるX-E4&XC15-45の組み合わせを首に下げたまま(でも手はなんとなくレンズを支えてみるw)、湊町リバープレイスでしたっけ?のあたりに移動して早速シャッターを切ってみます。

とても晴れて、気持ちの良い午後でした。


カシャッ。

カシャッ。

ファインダーを通してピントを向けて(合わせて、のレベルには至らないので)シャッターを押す。ただそれだけしかわたしにはできなかったけれど、なんだかとても新鮮で楽しい!


空の青

パフォーマンスの練習にいそしむ若者たち

行き交う船

そして家族


ファインダーで切り取る一瞬が快感です。


一番懸念していた望遠レンズと組み合わせたときの持ち心地についても、その時ストラップのみでグリップはもちろんありませんでしたが、意外なことにすぐに慣れてしまいました。


うわ、これ ヤバいなぁ。X-E4、全然思っていたより持ちやすいじゃない。


オトさんも時々試して、「これ、シャッター音かなりいいな」とまんざらでもない様子。

シャッター音でそんなに変わるの?

と思いつつ、こうなるとやっぱりX-S10の"ピピッ、カシャッ"、あれももう一度体験したいなぁ。


初めてのミラーレス一眼体験と、X-E4のおかげで、すっかりX-S10への期待度が上がってしまいます。


こうなるとX-S10でもレンタルサービスで試してみたくて仕方ない。

もしX-S10と比較してみてやっぱりX-E4じゃないとイヤ!なんてことになってしまったら、コッコの行事に間に合わせるには残りわずかであろうX-E4の初期ロット分を確保するしかありません(初期不良を掴むリスクは高まりますが)。


返却の際、Imaging Plazaで X-E4を購入する場合、在庫はシルバーボディ一台のみ(レンズキットはなし)、という情報は得て、コストパフォーマンス抜群というレンズキットで購入するなら入手のハードルがさらに上がりそう、と思いながら、なるべく早急にX-S10も試させてもらおう、と考えを巡らしながら帰路についたのでありました。

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