見出し画像

就活の奇跡

私は仕事が怖くてしかたなかった。就職率100%を誇る学校で学年唯一就職せずに、100%を消したぐらい就職したくなかった。

でも仕事はしなくちゃいけないから探すけど、いかんせん怖い。何が怖いかっていうとブラックかホワイトか。それに尽きていた。

みな御社が第一志望です!潤滑油です!反吐が出た。第一志望といいながら他の会社も受けてるし、会社は残業あるかも年収がどれくらいかも言わない。まさにライアーゲーム

そんなことが嫌で逃げた。学生時代の第一志望は最終面接で落ちたし、他の会社はSPIで落ちた。お祈りメールは心をつぶして、

この世の中に必要とされてないと感じていた。気を紛らわすために好きなことをしても涙が出てきた。不安と落ちこぼれで情けなかったから。

就職できずに卒業して、仕事探しでハローワーク行ったら、空気が淀みすぎていて恐怖が出た。周りの人の表情が本当に暗かった。

ネットの求人も探したが、どの会社がいいのかさっぱりわからず、何ができるのか自信もなく、見るだけだった。

ニートは嫌でバイトをしたときに奇跡はあって、朝のお客さんが町工場の社長だった。その方から人がいないから働ける人いないかと聞かれた。

喜んで働きに行った。でも想像以上に肉体労働でしんどくて、練習しても先輩に追いつけなくて、足手まといになってメンタル潰して。

そんな時に学生の頃の第一志望が中途採用を募集していた。人生の試しに応募したらあれよあれよと最終面接まで生き、無事に合格した。

上場一部の会社で周りの人もいい人ばかりだった。でもこの人は仕事ができない、あいつはダメ。影の悪口が嫌いで仕方なかった。それを上回るぐらい仕事が楽しかったんだけど。

たった2年程度の出来事だったが、神様はいると思った。世の中何があるかわからないと。

正直会社は町工場と上場一部を経験したが、心の余裕は上場一部。仕事が合えばいろいろなことができるのが町工場とか中小と感じた。

この世は大学で法学学んだ奴が不動産してるし、クリーニングやってるし、学歴がと仕事が関連していないと思う。だから、

自分が将来何になりたいか、何がほしいか、それをいつまでに達成するか。達成するにはいつまでにどの程度の位置にいるか。

これを考えて就活するとおのずとやる気と、勇気が出ると思う。会社はごまんとあるし、たかだか10社とかで負けないでほしい。ろくに就活してない私が言えたものではないが。

仕事に迷ったら人と話すことを意識してほしい。話ができれば何とかなるから。コールセンターでも、コンビニでも、話す練習は大切だから。

すべて意味があると思うし、就職がゴールでなく始まりで、40年の労働の1歩めなのだから。これから就活する人、転職する人、みんなが幸せになりますように。

#就活体験記

この記事が参加している募集

#就活体験記

11,786件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?