キラーチューン

私もそうだけど、林檎さんは多分元来そんなに社交的な方ではないのだろうなと思う。
応援団してみたり学生時代からバンドしたり、という話を聞いたときは、俗に言う陽キャじゃん…とか思ったりしたけど今はやっぱりちょっと違うと思う。活発な面もあるのかもしれないけど少しは根暗な面がある気がする。バンドマンなんかみんなそうかもしれないけどね。そうじゃないと歌詞など書けない。

根暗な部分もあるし、歌詞はもちろんのこと何かのインタビューや解説でもあまり平易な表現や言葉を遣おうとなさらないし、少し距離を取っているように思う。根っからの社交家じゃない分、地上波で喋るとオタク特有の早口になっちゃう様子がもう手に取るようにわかる(笑)
分かる人だけ分かってくれればいい、分かり合える人ともっと深く繋がりたい、でもなるべく嫌われたくない、明るく振る舞っていたい…というのが伝わってくる。

(私の主観です)

だから尚のこと、林檎さんの表現が自分にぴたりとはまる瞬間があると嬉しいと思う。
私の好きな人だからね。好きな人のことは分かりたいし分かってもらいたいから。

なぜ林檎さんと東京事変が好きなのか思い出すと、やっぱり15年くらい前に聴いた修羅場に射抜かれてしまったから…としか言いようがない。
修羅場から始まって、そのあともずっと射抜かれ続けた結果がこれだ。途中で聴かなくなった時期もあったけど、あれが何だったのかは私もよく分からない。聴いてない時期に出た曲も今はとっても良いと思うから、私がちょっと違う方向に行ってたと思う。
チケットやグッズに応募してさっぱり当たらなくても、あの声に射止められたから仕方ない、惚れた方の負け。

何に射止められてるのかははっきり分からない。
歌詞なのか声質なのか
メロディなのか
はたまたパフォーマンスなのか
とにかく何か表現して見つけてもらうっていうのは大事なことだよねえ。note書き始めてからつくづくそう思う。私も林檎さんを見つけられてよかったと思う。

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