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大園桃子さんのこと

乃木坂46の大園桃子さんが、卒業と芸能界引退を表明しました。

長年大園桃子推しだったいちファンとして、桃子が乃木坂を卒業する時は芸能界を引退するときだろうなあと、いつかこんな日がくることは想像していたけれど、
いざその日が実際にくると、気持ちの整理がつかないです。。

全然まとまってないぐちゃぐちゃのnoteだけど、気持ちを整理するために書きます。


桃子の第一印象の話

めっちゃ鹿児島弁のアイドルいるじゃんっていうのが最初の印象でした。
で、出身が鹿児島県曽於市って聞いてびっくり。

私自身生まれが鹿児島県ということ、曽於の隣町に親戚がたくさん住んでいること、昔祖父が曽於で働いていたという縁もあって、曽於には何回か遊びに行ったことがあったけれど
そこは鹿児島県の市内じゃないエリア生まれの私からしても「田舎やな〜」と思うようなところで
(遊びに行ったのも、川遊び・洞窟探検・キャンプとか、確かそんな目的だった…)
なんてところから来たアイドルなんだ…って、それが第一印象でした。

きっかけはそんなことだったけど、そんな桃子は大好きな3期生の中でも圧倒的に可愛くて、目がきらきらしてて、バラエティだと泣いてばかりでダメダメなのにステージ上だと別人みたいに輝いていて。
ブログやインタビューを読むと、共感できること・はっとさせられるようなことばかりで、
知れば知るほどどんどん桃子のことが好きになっていきました。


桃子の好きなところの話

圧倒的に可愛くて、優しくて、人が大好きで、その分だけサヨナラが苦手で、そんなところが大好きでした。

誰かの気持ちをいつも想像している人でした。
自分が競争に勝ったときもでも負けた人は悲しいかもしれないと考えて、自分が幸せなときも、でも不幸な誰かはそれすら悲しいと思ってしまうかもしれないと想像してしまうような。
ただただ気心の知れた友達とか家族とか田舎の親戚とかと過ごす時間、自然のなかでゆっくりする時間が一番大切な、そんな人でした。
笑顔が可愛くて天真爛漫で、でも俯瞰して全体を見ているような、不思議な女の子でした。

先輩に猛烈に勧められてオーディションを受けた、飛行機で東京に行ってみたかった、それまで乃木坂46のことなんて全く知らなかったと言う彼女は、最後までアイドルらしくないアイドルでした。
凄まじいポテンシャルがあるのに、人気になろうとも、良いポジションにつこうともしない、アイドルという職業に馴染めないながらも、友達と部活を楽しむみたいに活動をしている
そんなアイドルらしくないアイドルがいる乃木坂46が好きでした。

桃子が本気出したらこんなもんじゃないからって、桃子推しはみんな思っていると思うけど
結局のところ桃子の本気はどんなものなのか誰もわからず、嵐のように五年間が過ぎました。本当に、不思議な女の子でした。

そんな人、普通の会社で競争して生きていくだけでもきっと大変なのに
いつも誰かに見られていて、おもしろがられて、激しい競争を強いられるアイドルなんてものになってしまって
きっと大変だっただろうなぁと思います。


桃子に出会った頃の私のこと

突然ですが自分語りです!!!!

桃子に出会った頃の私は、就職活動の前後で、自分が東京に馴染めないことに劣等感を感じている時期でした。
桃子と出会う少し前の私は東京の大学の神奈川の田舎にあるキャンパスに通っていて、就職で初めて頻繁に東京に通ったら、本当につらくて。
満員電車が無理で、高いビルが狭い空が無理で、時の流れの速さが無理で、
みんなが当たり前のようにやっている就職活動に、心が折れてしまった時期がありました。

周りでは華やかで楽しそうな広告やメディアやインターネットの業界が人気だったけど
私はそういう業界で、周りと競争・切磋琢磨しながら、しゅっとした人たちに囲まれて、都会のきれいなオフィスで働く自分が全然想像できなくて。
ハイヒールも履けなくて、道に迷って遅れて謝るたびに心が擦り減って、外食やコンビニ飯が続くとすぐに体調を崩して。

お金を出せばなんでも手に入る街で、何を消費すれば幸せなのかわからなくて。
頑張ってもどこまで上り詰めても上には上がいる環境を、楽しめる人もいるのかもしれないんだけど、やっぱり私には無理で。
何もかもにブランドとランキングがついてるみたいな感じにくらくらしてしまって
もう最後の方には高いビルで働くこと、きれいなオフィスで働くことすら嫌になって
逃げるようにして、暮らし慣れた関西の配属が多い会社に就職しました。
東京は何もかもあってきらきらした本当に素敵な街で、ただただ私が圧倒的に都会に馴染めなかった。


関西の田舎で就職して、そんな劣等感を感じながら働いているときに出会ったのが桃子でした。

都会に馴染めなくてもいいんだよと、サヨナラに強くならなくてもいいんだよと、泣きたい時に泣いてもいいし笑いたい時にたくさん笑えばいい、競争に馴染めなくても何者にもなれなくてもあなたの考え方は間違ってないし素敵、そのままのあなたが魅力的なんだよと
本当におこがましいことに、私は勝手に桃子と考え方が似てる部分を感じて、桃子がそう教えてくれてるような気がずっとしていました。

桃子に自分を重ねて、桃子が受け入れられる世界ならきっと大丈夫、桃子が大丈夫なら私も大丈夫、生きてけるって
勝手に勇気をもらって、救われてたんだと思います。おこがましいですね…(桃子のファンに向けて書いてるけど、桃子のファンに怒られそう)
でも、そういう桃子のファンがたくさんいるんじゃないかと思います。桃子にはそんな魅力がありました。

飾らない、そのままのあなたが素敵すぎたんだよ。


おわりに

芸能界を引退するとはいっても、一度は乃木坂46という国民的アイドルグループに所属した彼女は、色んな人から興味を持たれ、追いかけられる対象になると思うけど
どうか色んな荒波から彼女が守られますように、心穏やかに過ごせますようにと、今はそういう気持ちでいっぱいです。

本当に、あなたに勇気をもらいました。
存在だけで「あなたはそのままでいいんだよ」と、人生まるごと肯定してくれる太陽みたいな存在でした。
今までありがとう。


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