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10年日記を買ったって

祖母と母は、10年日記をつけている。おばあちゃんにとっては、もう何冊目かの10年日記。分厚くて、手にずっしりとなじむ。重厚で、気品があって、なのにどこか懐かしい感じがする。
2020年、キリも良いし私も10年日記を始めてみようかと思ったけれど、何も書くことない日が多いんじゃないかとこわくなってやめた。
「何も書くことない日が多いんじゃないかとこわい」、ということが私にはこわい。
「何か書くことがある日」よりも多い、空白の日。無為の日。

働きはじめて少しして、感受性がわかりやすく鈍くなった。
ずっと「お手本にしたい文章、ブログ」は常にあったのに、突然どれも心に響かなくなった。
エモいものに心を動かされなくなった。自分がどんなものが書きたいのかもわからなくなった。
あんなに大好きだったチャットモンチーを、気づけば全然聴かなくなっていた。

このままエモに心が動かなくなって、そしたら幸せの感度も鈍くなるのかな。それともエモの先に、もっと確固たる幸せみたいなものがあるのかな。
私にはまだわからない。春がくればすぐ、25歳になる。





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