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奥深い(?)リードの世界

みなさん「リード」って知っていますか?
サックスやクラリネットなど木管楽器の口元につける道具で、葦でできた薄っぺらい板です。

家を片付けていたら開かずの引き出しからリードが無限湧きしまして、そうわたしはかつて部活でクラリネットを吹いていたのです。
そしたらそんなことしばらく忘れていたのにリードに関する思い出がぶわっと湧き上がって来たのでこうして筆をとったのです。知らない人にはマジでなんの話??という感じだと思うのでもし知っている人が見たらわかるーなどと思ってください。

上で書いた通り、リードは薄っぺらい板。一ヶ月弱ㇱ使えない消耗品です。
しかも、リードはタバコサイズの箱に10枚ほど入っているのですがすべてが使えるわけではない…なんと当たり外れがあるのです。自然のものなのでね。
というわけでまずは箱を開けて選定作業。と言って見た目でわかるわけではないので使ってみてダメなものは捨てます。(ダメだと雑音が混じったりする)。
晴れて「使える」となったものの中でも「良い音が出る」ものはよくて2、3枚。そういうのはコンテストや発表会などに回し、「音が一応出る」ものを普段の練習では使います。
リードの値段はメーカーによってピンキリだけど、安いものはハズレが多くコスパがふつーに悪かったりします。みんな大好きバンドーレン。
学生時代なんてお金がありませんからリードを潤沢に買いまくれる訳が無い。使えないリードもなんとか出来ないかとヤスリで削ってみたり涙ぐましい努力をしたものです。(ダメでした)

さらに、リードは新品ではなくある程度使い「育てる」ことで良い音が出ます。選り分けたA級品をコンテスト前に摩耗させすぎない程度に大事に大事に育てるのです。しかーーしリードはめちゃくちゃ欠けやすい。先端部分はほんの僅か触れただけでペキッと割れておじゃんになります。赤ちゃんのほっぺのように優しく優しく扱わなければなりません。

今どきのリード事情はわかりませんが、わたしがやっていたときは樹脂製の長持ちするリードなんてものも登場しました。使ったことなかったけどどうなんだろうなあれ?

あーーー懐かしいなぁあの新品のリードをくわえたときの味も思い出しました。ちょっと甘いんだよな。なぜか。

そんなわけでリードを使う楽器の人は大量のリードを持っているんですよね~。という日記でした。

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