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大学院の成績大公開
大学院への進学を決めた際に抱えた悩みといえば、果たして合格できるだろうか?と、入学できても落第しないか?というものだった。
特に後者については、なかなかネット上に情報がなくて心配の種であった。果たして私の出来の悪いオツムで大学院を乗り切れるだろうか。。。
同じ悩みを抱える人もいると思うので、ここでは恥を忍んで成績を公開することとしよう。ぜひ参考にしていただき、勉強計画の役にたてれば何よりです。
それでは!!
ケンブリッジ大学経済学修士:成績表
ミクロ経済学:73
マクロ経済学:85
計量経済学:64
ネットワークの経済学:66
実証マクロ経済学:72
応用計量経済学:60
修士論文:76
総合:71
(参考)Pass: 60, Distinction: 75
結論からいえば、難なく合格することができた。ただ、密かにDistinction(75/100)を狙っていた身としては悔しい思いだ。なんせ、箔が付く上に、修士から博士に内部進学する場合は、大抵Distinctionが求められるからだ。唯一の救いは、修論でDistinctionを取れたことくらいか。
ちなみに上記の成績は、同学年約70名のうち、中の中くらいだ。
さて、振り返りポイントは主に3つ。
①高得点はなかなかムズイ
まず、Distinctionの節目なだけあって、75点以上を取るのはなかなか難しい。日本の経済学修士の成績の付け方は知らないが、少なくとも日本の学部時代と比べれば高得点を狙うのは難しく感じた。
学部時代では、80点台とか割と簡単に取れた印象(思い出補正?)だったが、大学院では、普通に回答するだけでは60点台になってしまうのだ。プラスアルファにプラスベータくらいの勢いで回答を肉付けしないと、70点後半は獲得できない。
これがケンブリッジ大学だからなのかは知らない。ただ、Distinctionを75点に設定しているのはケンブリッジ大学ならでは。イギリスの大抵の大学院はこれを70点に設定しているからだ。より箔を付けるための戦略なのだろう。ということで、私は自分の成績をDistinction並みと都合よく解釈することにしている!
②数学は事前に復習するといい
続いて、成績のばらつきが鮮明で、自分の弱点を知ることができた。マクロ科目は異様に高得点(マクロそんなに好きでもないのだが・・・)な割に、計量経済学科目は合格点スレスレだった(計量を一番重視してきたはずなのに・・・)。
やはり、行列を使ってしっかり学ぶ計量経済学のハードルは私には高かったようだ。なんせ、学部で学んだ計量は行列使わなくて済んだし、応用が中心だった。数学に自信のある方なら別だが、私のように苦手意識のある方は、事前に勉強するとよいだろう。
③なるべく落第者が出ないように工夫が施されてそう
①に高得点は難しいと書いたが、一方でちゃんと勉強していれば落第はしなそうだ。私の学年ではほんの数名しかいなかったように思う。
なんといっても、記述式の答案は採点者の裁量が効く。例えば、私の応用計量経済学の成績を見てほしい。合格点の60点だが、これはギリギリ合格ラインになるように、採点者が工夫してくれた結果だろう。
ということで、さほど心配せずに大いに勉強に励むと良いと思う。
まとめ
勉強に自信のない私でも無事合格できたので、みなさんには自信を持って進学してほしいと思う。そしてDistinctionをとった暁には、私のこの情報が役にたったことを思い出し、私の成績をDistinctionに遡及訂正してもらうよう、教授人に直談判してくれ。
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